プロペシア服用中にとってはいけない食べ物は?注意すべき食習慣も紹介
薄毛を改善するためには、食事は重要な要素の一つです。
健康的な食事を心掛けることや偏った食生活を見直すことも薄毛治療のひとつです。
このページでは、プロペシア服用中にとってはいけない食べ物や注意すべき食習慣、食べ物が髪の毛に与える影響について解説しています。
プロペシアと相性の悪い食べ物
プロペシアは基本的に併用注意の食べ物はありません。
しかし、他の医薬品と同様にグレープフルーツやグレープフルーツジュースに関しては避けることが推奨されています。
グレープフルーツには、肝臓の働きを阻害する働きがあるからです。
ほとんどの医薬品は肝臓内のCYP3A4という酵素の働きにより、解毒・代謝されます。
グレープフルーツは、CYP3A4の働きを阻害するため、薬が効かなくなったり、逆に効きすぎたりする可能性があるため避けるようにしましょう。
プロペシアとグレープフルーツの飲み合わせについて詳しく確認する
併用禁忌の食べ物はない
プロペシアの有効成分である『フィナステリド』と併用禁忌の食べ物は現在報告されていません。
グレープフルーツは医薬品との相性が悪いため避けた方がいいですが、その他は特にありません。
また、併用禁忌薬の報告もないため、風邪薬や鎮痛剤などの併用は基本的には問題ないとされています。
ただし、互いの作用が影響を及ぼし合う『相互作用』によって、副作用が起こりやすくなることもあるため、心配であれば服用前に専門医に相談しましょう。
薄毛治療中の注意すべき食習慣
薄毛治療中に食べてはいけないものはありませんが、食事から摂取できる栄養素は髪の毛に大きな影響を与えるので、食生活には注意しなければなりません。
栄養バランスの偏った食事や暴飲暴食などは頭皮環境を悪化させてしまうこともあります。
髪の毛の栄養が足りない場合や頭皮環境が悪くなってしまうと薄毛が進行してしまう可能性もあります。
ここでは、良い頭皮環境を作るために薄毛治療中に注意すべき食習慣を紹介します。
脂質・糖分・塩分の取りすぎ
ファストフードをはじめ、外食やコンビニ弁当などは塩分や脂質、糖分多く含まれています。
塩分や脂質、糖分多く含まれている食事は血流を悪くする原因であり、頭皮環境を悪くする原因でもあります。
頭皮の環境が悪化すると髪の毛に十分な栄養が届かないので、薄毛が進行してしまう可能性もあります。
ファストフードやコンビニ弁当などは手軽さもあり、ついつい食べる頻度が多くなってしまうという方もいるかと思いますが、良い頭皮環境を作るために薄毛治療中はできるだけ避けるようにしましょう。
寝る前の食事や暴飲暴食
寝る直前の食事や暴飲暴食すると髪の毛に栄養が届きにくくなるため、髪の毛が成長しづらくなってしまいます。
寝る直前の食事や暴飲暴食は胃に負担をかけてしまい、身体のエネルギーが胃にたまった物を消化するためだけに使われてしまいます。
そのため、頭皮に血液が行きづらくなり、髪の毛に十分な栄養が届かない状態になってしまいます。
また、寝る前に食事を摂ってしまうと、翌日の寝起きが悪くなることや疲れが取れない状態で目覚めてしまうこともあります。
良質な睡眠は育毛に欠かせない要素の一つなので注意しましょう。
過度な飲酒
アルコールは適量であれば血行が良くなるため、頭皮の血流を促す効果もありますが、過度な飲酒は薄毛の原因となります。
アルコールを代謝する際に発生するアセトアルデヒドが、ジヒドテストステロン(DHT)という男性ホルモンを増加させることで、薄毛の原因となるためです。
また、アルコールを飲む際は糖質の高い物も血流を悪くする原因になるのでできるだけ避けましょう。
焼酎やビール、ウイスキーなどアルコールの種類によって1日の飲酒量が異なるので、確認しておきましょう。
過度なダイエット
極端な食事制限や過度なダイエットは、髪の毛を形成するために必要な栄養が不足することで髪が細くなったり、ツヤやコシがなくなります。
極端な食事制限は体に悪いだけでなく、頭皮環境にも悪いので抜け毛が増加してしまう可能性があります。
栄養バランスを考え、健康的な食生活を心がけることが大切です。
薄毛は食べ物で改善できる?
食事では薄毛を改善することは難しいですが、食事から取り入れる栄養素は髪の毛の成長に大きな影響を与えます。
AGA治療薬であるプロペシアと比べればすぐに効果があるわけではありませんが、長期的に考えれば薄毛を治療する方にとって食べ物は非常に重要な要素です。
ここでは、薄毛の改善に必要な栄養素と食材について解説していきます。
薄毛改善に必要な3大栄養素と食べ物
薄毛の改善に必要な3大栄養素を詳しく紹介します。
髪の毛に必要な栄養素はどんなものがあるのでしょうか。
髪の毛に良いとされる食べ物を意識的に取り入れることで効率的に薄毛を改善しましょう。
偏った栄養素だけ摂取するのではなく、栄養バランスの良い食事を心掛けるように意識してください。
【タンパク質】肉・魚・卵
タンパク質は髪の毛だけでなく、生命の維持に必要な栄養素で、身体を構成する大事な成分の一つです。
タンパク質は、20種類のアミノ酸でできていますが、この中で髪の毛を構成しているのは『シスチン』と『グルタミン酸』というアミノ酸です。
髪の毛は3層のタンパク質構造で形成されており、以下のような食べ物で効率よくアミノ酸を取り入れることができます。
- 大豆製品
- 鶏むね肉
- 鶏卵
- レバー
- ナッツ類
【ミネラル】野菜・海藻・乳製品
主に骨などを形成するのに必要な栄養素の一つです。
ミネラルの中でも『亜鉛』は髪の毛の成長に必要な成分として有名ですね。
ミネラルが不足してしまうと、代謝に影響を及ぼし、抜け毛が進行してしまうほど髪の毛にとっては重要な栄養素となっています。
手軽にミネラルを取り入れるには以下のような食べ物があります。
- カボチャ
- 海藻
- 牛肉
- チーズ
- 大豆製品
とくに、ひじきやわかめなどの海藻類は、ミネラルが豊富に含まれているだけでなく食物繊維や鉄分も同時にとることができます。
【ビタミン】ナッツ・牡蠣・緑黄色野菜
ビタミンは細胞の機能を活性化させ、頭皮の健康維持に必要な成分です。
中でも、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEは血流を促し、頭皮の環境を良くするだけでなく、新陳代謝を活性化し、酸化を抑えるアンチエイジング効果も期待できます。
以下のような食べ物からビタミンを取り入れることができます。
- 牡蠣
- レバー
- 緑黄色野菜
- ウナギ
- ナッツ類
この中でも牡蠣は海のミルクと呼ばれ、『亜鉛』と『アミノ酸』も豊富に含まれているため、髪の毛にとって非常に嬉しい食材の一つです。
食事で補えない分はサプリメントで!
食事で補えない栄養素はサプリメントを活用して補うようにしましょう。
亜鉛などの栄養素は食事から取り入れることがなかなか難しい栄養素です
。
また、必要な栄養素をすべて取ろうとすると、1回の食事の量が多くなることや調理の仕方にも悩んでしまいます。
サプリメントはあくまで栄養補助であり、発毛効果は期待できませんが、薄毛の予防や不足しがちな栄養素を効率的に取ることができます。
率先して摂り入れたい食材でも、毎日は難しいという方にはサプリメントがお勧めです。
食生活を見直して薄毛治療を行おう
プロペシア服用中に気を付けなければならない食事や飲み物、薬は基本的にはありません。
しかし、持病などで服用している薬や使用頻度の多い薬に関しては、事前に医師に相談しておきましょう。
また、プロペシアには食べ合わせが悪い物もなく、食事の制限などはありません。
しかし、ファストフードやコンビニ弁当などの脂質や糖分などが高い食事は、なるべく避けるようにしたり頻度を少なくするようにしましょう。
食生活見直しは、薄毛を改善するための治療方法のひとつです。
日頃から気を付ければ手軽に摂取できる食材も含まれていますので、ぜひ一度お試しください。
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この記事を書いた人
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オンライン編集部:タツ
【写真は治療開始前】31歳から薄毛になり、治療を始めてもうすぐ5年が経過するオンライン診療NAVI編集部のタツです。 これまで試してきた薄毛治療や薄毛の知識を発信するために、現在薄毛専門のライターとして執筆中! 市販の育毛剤やクリニックでもらう治療薬の違いなど、薄毛治療初心者にも分かりやすいように解説しています。 同じ悩みを持つ方々の力になれるよう有益な情報を伝えていければと思います!