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オンライン診療の流れを確認!治療薬はどうやって受け取れるの?

処方薬の画像

オンライン診療では、治療薬もしくは処方箋を自宅まで郵送してもらえる場合がほとんどです。
しかし、治療薬受け取りまでの流れがわからないという方も多いことでしょう。

ここでは、オンライン診療の流れや、治療薬や処方箋の受け取り方法について詳しく紹介していきます。

目次

  1. オンライン診療の基本的な流れを確認
  2. 治療薬の受取方法は?
  3. 服薬指導が必要な場合は?
  4. オンライン診療を受ける前に確認しておきたいこと
  5. オンライン診療を利用すれば処方箋や薬の受取も楽になる!

オンライン診療の基本的な流れを確認

【動画】2分でわかるオンライン診療の流れ

基本的には以下の通りです。

  1. 予約
  2. 診察
  3. 決済
  4. 治療薬や処方箋の郵送、もしくは対面診療

病院で受診した時と流れは変わらず、通院がオンラインに切り替わっただけと考えてもいいでしょう。

なお、医療機関によってはオンライン診療アプリが必要となる場合があります。
その場合、アプリ内でほぼすべてを完結させることができるため、非常に手軽な診療方法といえます。

オンライン診療の利用方法を詳しく確認

診察後に対面診療が必要な場合

医師が診察後に、対面診療が必要と判断する場合があります。

  • 検査が必要
  • 薬だけでは治療できない

上記に該当する場合は、対面診療が必要です。

薬だけで治療できない例としては、骨折など特別な処置が必要な疾患があげられます。
オンラインで提供できる医療には限界があることから、場合によっては通院が必要なケースがあることは覚えておきましょう。

オンライン診療に向いている疾患や科目を詳しく確認する

治療薬の受取方法は?

オンラインでの診療が終了後、治療薬の受け取り方法は以下の3通りです。

医療機関によって異なるので、それぞれの受け取り方法を紹介していきます。

治療薬を郵送してもらう

オンライン診療を受けた医療機関が「院内処方」を行っている場合、自宅まで治療薬を郵送してもらうことが可能です。
院内処方とは、診察を受けた医療機関内で直接、薬の受取りを行えることをいいます。

現在は医薬分業の考えから、医療と治療薬の処方を分けていることが多いです。
そのため治療薬を郵送してもらえるのは、自由診療のクリニックや一部の大学病院などに限られています。

処方箋を郵送してもらう

オンライン診療を受けた医療機関が「院外処方」を行っている場合、自宅に処方箋を郵送してもらえます。
その処方箋を持って、調剤薬局に行くことで薬を受け取れます。

院外処方とは、医療機関で発行する処方箋に基づき、調剤薬局で薬を受け取る方法を指します。
通院する手間は省けますが、処方箋を郵送してもらう場合には注意点があるため次項で確認しましょう。

処方箋を郵送してもらう場合の注意点

処方箋を郵送してもらう場合の注意点は以下の通りです。

  • 調剤薬局で処方箋に記載の治療薬を取り扱っていない
  • 調剤薬局で処方箋に記載の治療薬の在庫がない

これらの場合、薬を取り寄せる必要があるため、受け取りまでに数日必要となってしまいます。
そのため、調剤薬局に行く前に、事前に在庫状況を確認するようにしましょう。

指定の調剤薬局に処方箋をfaxしてもらう

院外処方の医療機関では、患者が指定した調剤薬局に処方箋をFAXする場合もあります。
その場合、以下のどちらかの方法で薬を受け取れます。

  • 調剤薬局に受け取りにいく
  • 調剤薬局から自宅に薬を郵送してもらう

自宅ですべてを完結したい方は、薬を郵送してもらうのがオススメです。
ただし、調剤薬局で郵送をしていない場合もあるため、事前に確認をしましょう。

服薬指導が必要な場合は?

手の上に薬を乗せた画像

薬の飲み方や管理の仕方など、服薬指導が必要な場合があります。
服薬指導の受け方は以下の2つのパターンで異なります。

それでは確認していきましょう。

治療薬を郵送してもらう場合

治療薬を郵送してもらう場合は、以下の2つのパターンがあります。

  • 院内処方の場合:医療機関から郵送
  • 院外処方の場合:調剤薬局から郵送

院内処方の場合は、診察時に服薬指導を受けるケースがほとんどです。
院外処方の場合は、希望をすれば薬剤師による服薬指導を電話やオンライン上で受けることが可能です。

調剤薬局で受け取る場合

医療機関から郵送された処方箋を調剤薬局に持っていく場合は、薬剤師から対面での服薬指導を受けられます。

なお、調剤薬局では、お薬手帳を持参すると医療費が若干ですが安くなります。
なぜなら、薬を調剤してもらう時に「薬剤服用歴管理指導料」が発生するからです。
薬剤服用歴管理指導料とは、薬剤師が患者に安全に薬を使用するための必要な情報の収集・分析・管理・記録や、薬を渡す際の説明に対して与えられる報酬のことです。

お薬手帳を持参することで以下の通り、薬剤服用歴管理指導料が変わってきます。

  • 持参する: 380円
  • 持参しない: 500円

定期的に処方してもらうのであれば持参するのがオススメです。
ただし、割り引かれるのは、「6カ月以内に同じ薬局で薬を処方してもらったとき」のみとなることを覚えておきましょう。

処方箋に謎の数字0410

豆知識となりますが、処方箋の備考欄に「0410対応」と記載される場合があります。
この「0410対応」は院外処方の際に、薬剤師による電話やオンラインでの服薬指導が必要な場合に記載されます。

オンライン診療を受ける前に確認しておきたいこと

スマホを見ながらメモを取る人の画像

オンライン診療を受ける前に医療機関側に確認するべき情報は以下の通りです。

この3つのポイントは、予約する前に必ず確認するようにしましょう。

初診からオンライン診療可能かどうか

初診は必ず対面診療」という診療方針をとっている病院やクリニックがあります。

その場合、オンライン診療は2回目以降からとなるため、初診からでもオンライン診療が可能かを事前に確認するようにしましょう。

システムは何を利用しているか

オンライン診療を行うためには、オンライン診療アプリのダウンロードが必要な場合があります。

オンライン診療アプリはさまざまな種類があり、全国の医療機関共通ではありません。
そのため、アプリのダウンロードが必要な場合は、事前にどの種類のオンライン診療アプリをダウンロードする必要があるか確認しましょう。

中には、お使いのスマートフォンやタブレットに対応していない場合もあるため、その点も含め事前に確認することが大切です。

オンライン診療を行っているか

そもそもの話になってしまいますが、医療機関によってはオンライン診療を行っていない場合もあります。
受診する病院やクリニックがオンライン診療を行っていなければ、いくら希望しても診察は受けられません。

受診したい医療機関のホームページを確認して、オンライン診療を行っているか必ず確認しましょう。

オンライン診療を利用すれば処方箋や薬の受取も楽になる!

グッドの画像

オンライン診療は通院の負担を軽減するだけではなく、処方箋や薬の受け取りの手間も軽減できます。

病院やクリニックによって受取方法に若干の違いはありますが、難しいことは何もありません。
そのため、忙しいなど何らかの理由で通院が困難な場合は、ぜひ、オンライン診療を利用してみてください。

きっと、今までの負担が軽減されることでしょう。

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