EDのセルフケア-簡単にできる予防方法を紹介-
EDは、勃起ができない、あるいは維持できないといった症状によって、満足のいく性行為ができなくなります。
EDになる原因は人によって異なりますが、多くの場合は生活習慣が大きく影響しています。
このページでは、生活習慣や精神的な原因によるEDの予防方法について詳しく見ていきましょう。
EDの原因になる生活習慣と予防方法
ED(勃起不全)は生活習慣と深く関係していることも多く、ライフスタイルの乱れがED発症の原因になってしまうことがあります。
いくつになっても性行為を楽しむために、予防方法についてここから解説していきます。
食事方法
EDを予防するためには、食事は大切です。
避けた方がよい食事がある一方で、精力やスタミナ面に機能してくれる食材もあります。
毎日口にするものだからこそバランスを意識した食事を行いましょう。
避けた方がいい食事
避けた方が良い食事は以下の通りです。
- 高カロリー
- 高糖質
- 高脂質
これらをまったく口にしてはダメということではありませんが、丼もの、ラーメン、コンビニ飯、ファーストフードなどについつい頼りがちになるのは禁物です。
こうした食事を続けることは生活習慣病のリスクがあがり、動脈硬化などによって男性器への血流を悪くするおそれあります。
血流が悪くなると海綿体への巡りが悪くなることから、高カロリーや高脂質などの食事はほどほどに抑えておきたいところです。
精力を高める食材と成分
精力を高めるために摂取しておきたいのが、次の2つの成分です。
- 亜鉛
⇨ セックスミネラルとも呼ばれ、精力に関係する男性ホルモンの分泌を促進する機能 - アルギニン
⇨ 勃起の持続力に関係する血流を良くする機能
また、これらの成分が含まれている食材が以下の通りです。
- 牡蠣
- レバー
- うなぎ
- ニンニク
など
精力が落ちてきたと感じた時には元気をつけるためにも、こうした食材を意識的に口にするようにしてみてください。
運動不足
EDと運動不足には関連性が認められており、ED診療ガイドラインには次のような記載もあります。
"スタート時点のBMIが23kg/m2以下であった群を対照にすると、BMIが増加するにつれEDのリスクは上昇し、肥満の最も重度の群(30kg/m2以上)の相対リスクは1.7で有意であった。"
このことからも肥満と認められる男性はEDを発症しやすく、肥満を解消するための適度な運動を取り入れることが望ましいと言えるでしょう。
また運動の頻度として週3回ほどでも十分な予防効果が期待できるので、ジョギング、サイクリング、水泳、etc…、こうした有酸素運動に筋トレを組み合わせてみるのもオススメです。
睡眠不足
睡眠不足とEDは関係もないように思えますが、睡眠障害の1つである「睡眠時無呼吸症候群」になるとEDのリスクが1.82倍になるとの報告があります。
- 1、睡眠中にしっかり呼吸ができない
- 2、血液中に酸素を取り込めない
- 3、夜間の勃起現象が阻害される
- 4、性機能が低下する
睡眠時に性機能の十分なメンテナンスができず、それが続くと思うような勃起ができなくなっていきます。
また睡眠時には男性ホルモンが分泌されるので、寝不足になるとその分泌も低下するため性機能にも影響が出てしまいます。
ストレス解消
ストレスは"万病のもと"とも言われますが、EDにも影響してきます。
現代はストレス社会と言われているだけあって、対人関係、職場環境、不安、あせり、etc…、誰もが大なり小なりストレスを抱えているでしょう。
そのストレスが、正常な勃起をするために必要な神経伝達の妨げになることがあります。
自分でも「まさか?!」と思うようなひょんな出来事がきっかけになっているケースもあります。
ストレスの原因が分かっているのであれば一定の距離を置く、またモヤモヤが続くようであれば定期的に運動、趣味、旅行などなんでも構わないので、好きなことを楽しんで発散するようにしましょう。
EDの予防に効くツボ
身体の疲労回復を目的に、仕事の合間でツボを押している男性もいることでしょう。
EDにも予防に役立つツボもあるので、どこを刺激すれば良いのかいくつか簡単にご紹介していきます。
手:三焦経(さんしょうけい)
三焦経(さんしょうけい)は、薬指の先端から爪から3ミリくらい下にあるツボです。
自律神経を刺激することができ、ホルモンバランスを整える作用があると言われています。
男性ホルモンや性欲にも関わるので、しっかり刺激していきましょう。
足:三陰交(さんいんこう)
三陰交(さんいんこう)は、くるぶしから指4本分あがったところにあるツボです。
スネの骨の際あたりにあり、刺激することで男性器の機能を高めると言われています。
息を吐きながら、ゆっくり5秒くらいじわじわ押していきましょう。
背中:腎兪(じんゆ)
腎兪(じんゆ)は背中側のヘソと同じ高さにあり、背骨から指2本分離れたところにあります。
背骨を挟んで左右2箇所にあり、背筋を伸ばした時に凹んでいる部分が目印です。
このツボは疲労回復に良いとされ、刺激してあげることで元気が出てくると言われています。
背中:命門(めいもん)
命門(めいもん)も背中にあるツボで、第二腰椎と第三腰椎の間にあります。
このツボは古くから生命力の中心と考えられており、刺激してあげることで身体を温めてくれます。
お腹:関元(かんげん)
関元(かんげん)は、へそから指4本分下にあるツボです。
刺激することで体力向上による疲労予防が期待でき、そこから精力がみなぎっていくと考えられています。
お腹にあるツボなので、呼吸を整えながら息をゆっくり吐きながら押してあげましょう。
お腹:大赫(だいかく)
大赫(だいかく)は、1つ前にご紹介した関元(かんげん)を中心として左右に5ミリほどのところにあるツボです。
男性器へと流れ込む血液が集まるツボとされ、刺激することで血流がうながされると考えられています。
ED改善のツボとしては良く知られているので、性行為前には必ず刺激するのがオススメです。
EDの改善や予防で気を付けること
最後にEDの改善、予防で気をつけておきたいことを、いくつかまとめてご紹介していきます。
さまざまな方法がインターネット上にはあるだけに、正しい知識をもって取り組んでいきましょう。
市販のEDサプリ
毎日意識してバランスのいい食事をとるのは難しいため、ついついサプリメントに手を伸ばそうと考えてしまう方もいるでしょう。
もちろん栄養補助食品のため、食事にプラスαで特定の栄養を補うのは問題ありません。
ただED治療薬に似せた類似品のサプリなども出回っており、さも効果があるように謳っているので注意が必要です。
海外通販でED治療薬を購入
ED治療薬の服用を検討している方は、必ず医師から処方してもらうようにしましょう。
ED治療薬の購入するためには海外通販という選択肢もありますが、製薬会社の調査では海外通販から国内流通しているED治療薬の約40%は偽造品というデータも出ています。
偽造品は効果がないだけでなく、時に健康を害するほどの副作用が現れることも懸念されています。
もし病院に通うのが手間と感じているのであれば、自宅で診察が受けられるオンライン診療もあるのでそちらを検討してみましょう。
この記事を書いた人
-
オンライン編集部:キム
自分がEDだったため、改善したい一心で3年間EDクリニックのカウンセラーとして勤務。クリニックで得た知識や改善方法を多くの男性に伝えるため、ライターに転職。 現在はクリニック体験記事も執筆しているので、ぜひご利用前にご覧ください!趣味は釣り、サウナ、ゲーム。