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サイコパス|原因や症状・対処方法・治療方法

サイコパス サイコパスとは一般的な価値観から逸脱した価値観を持つ「精神病質者」です。
日本では200~300人に1人がサイコパスと言われており決して珍しくはありません。
サイコパスの原因や症状、治療法について確認しましょう。
サイコパシー(psychopathy)は精神病質の事であり、反社会的な人格を意味している心理学用語です。
サイコパス(psychopath)とは、精神病質を持っている精神病質者の事を指します。

精神病質とは、一般的に正常とされている人格から逸脱しており、その人格が原因で自分自身や社会を悩ませる人と考えられています。

具体的には、他人に対して冷淡、共感することができない、良心を失い罪悪感が全くない、自分の行動に対して責任を持つことができない、嘘をつくことが当たり前、非常に自己中心的、口が達者で表面だけで見ると魅力的に感じられるなどといった特徴があります。

また、サイコパスの多くは男性であり、脳の働きを調べると共感性を感じる部分の働きが低いことが多いことがわかっています。

現在、日本では精神病として考えられてはおらず、パーソナリティー障害として考えられています。そのため精神異常としての位置づけではなく、名称も反社会性パーソナリティー障害と呼ばれています。

サイコパスの原因

サイコパスの原因 サイコパスになってしまう原因は、現在の医学でもはっきりとは分かってはいません

様々な原因が考えられており、先天的なもので5割は遺伝性であるものと考えられています。

残りの5割は後天的な事が原因で生育環境が原因になっていると考えられており、幼少期に両親の愛情を受けて育ってこなかったり、育児放棄によって孤独や辛い経験した等が原因と考えられています。

また、これとは別に、脳の構造上に問題があるとする説もあります。前頭葉や大脳皮質において健常者とは異なる脳波を出していたり、言語の処理を左脳ではなく右脳でするなど脳の構造が異なっているといったことが原因と考えられています。

脳の機能が正常ではないので感情や良心などが欠落してしまい、サイコパスになってしまうということです。

このようにサイコパスになる原因は諸説あり、根本的な原因は明確には分かっていないのが現状です。

いずれにせよ、サイコパスは環境要因や遺伝、脳の構造に問題を抱えており、健常者の理解の外にいて、異なる考え方を持っているということは確かなことでしょう。

サイコパスの症状

サイコパスの症状 サイコパスの症状は、感情の一部、主に愛情や愛着または思いやりなどが極端に欠けており、【社会性】がほとんどありません

相手に対して無情であり、相手の感情や権利を考える行動ができず、非常に自己中心的な考えを持っており、共感性を全く持ち合わせていません。

また、相手を操ろうとして慢性的に嘘をつき、後悔の念や罪悪感も全くなく、自分の行動にも責任を持ちません。

自分自身がサイコパスである事を自覚している人の中には、サイコパスであることを隠して生きるために場面によって言葉を選び、健常者の行動の真似をし、常に演技をしながら生き社会に馴染もうとしている人もいます。

感情を表す言葉には本当の感情がなく、常に舞台の上で役を演じているようなものです。
これは嘘とは少し異なりますが、本人の感情とは異なっているのは確かな事です。

また、自信過剰であり、自己に対する評価が過大なので反省することもありません。
常に刺激を求めながら生きているので恐怖心も欠如している傾向にあります。

このように健常者の常識では考えられない思考回路を持っているのがサイコパスの症状ですが、表面上だけで見てみると、自尊心が強く、口が達つので非常に魅力的な人物に感じられるため注意が必要です。

サイコパスの治療方法

サイコパスの治療方法 サイコパスになってしまう原因が明確に分かっていない以上、現状ではサイコパスの治療は極めて困難となっています。

上述の通り、脳の異常や欠陥、生育環境や社会・心理的な要因が複雑に絡み合ったものとして考えられていますので、決定的な治療方法はありません。

まず最初の治療として行われるのが心理療法による行動療法の1つ、弁証法的行動療法などです。

弁証法的行動療法とは、禅と認知行動療法を組み合わせた治療法であり、行動療法や薬物療法、個人精神療法などを多角的に組み込み、生活の質の向上や症状の安定化を図る治療方法です。

他にも薬物療法をメインで行う場合もありますが、薬物療法はサイコパスの症状や症状に附随する気持ちの不安定さの緩和を目的とした治療方法のため、一般的には行動療法などが第一選択されています。

また、最近ではサイコパスの患者同士で自助グループを作る方法なども提案されています。

サイコパスが発症する仕組み

サイコパスが発症する仕組み サイコパスの患者数は、人口に対して1パーセントほどいると言われています。

日本人の人口を1億2千万人だとすると、日本にも120万人ほどいる計算になります。

反社会的な行動をするので危険性は高いと言えますが、殺人などの重犯罪を犯してしまう人はその中でもごく一部に限られます。

サイコパスが発症してしまう要因には、先天的な遺伝によるものと後天的な幼少期の環境によるものの2つが関係していると考えられています

幼少期に虐待・トラウマになるような事を繰り返し受けてきた場合や、生まれ育った環境が酷く親から愛情を受けずに育った場合に感情が欠如してしまい、サイコパスになってしまう可能性が高くなると考えられています。

また、両親から遺伝的に引き継いでしまいサイコパスになる可能性もあります。

他にも脳の構造に欠陥があることや強迫・洗脳によって発症するなど、サイコパス発症の仕組みには様々な要因や考えがあります。

どれも明確な根拠を示せるものはなく、なぜサイコパスになってしまうのかはっきりとしていないのが現状です。

サイコパスの対処方法

自分自身の周りにサイコパスがいる場合、対処する術を知らなければ何かしらの被害を受ける可能性はあります。

治療がほとんど確立されていない障害ですので、改心を求める事も困難です。

ある書籍に対処法として13のルールがあるのでご紹介します。

  1. 世の中には良心を全く持たない者もいると理解すること
  2. 自身の直感を信じ、肩書などに惑わされぬこと
  3. 新たに付き合いを初めてしまった時には相手の言葉に3回の原理を当てはめてみること
  4. 権威を疑う
  5. 調子のいい言葉は疑うこと
  6. 必要であれば、尊敬の言葉の意味を問い直すこと(人はたまに尊敬と恐怖心を勘違いすることがあるため)
  7. 人の心を操ろうとするのはサイコパスの特徴であり、そのゲームに決して加わらないこと
  8. サイコパスから身を守ろうと考えるのであれば、一切の連絡手段を断つこと
  9. 同情に疑問をもつこと
  10. 治らないものを治そうとしないこと
  11. どんな理由があってもサイコパスが素顔を隠す手伝いをしてはいけない
  12. 自分の心を守る
  13. 幸せに生きること(サイコパスに対してそれが一番の報復になる)

上手く関係を保つためにも、サイコパスの対処法は確認しておきましょう。