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ADHD(注意欠如・多動性障害)の症状・治療法

ADHD(注意欠如・多動性障害)

ADHDとは「不注意・多動性・衝動性」による年齢や発達に不釣り合いの行動を起こし、学業や仕事に支障をきたしてしまう先天性の精神発達障害になります。
ADHDの症状や確認時期、治療法について確認しましょう。

ADHD(注意欠如・多動性障害)とは、生まれつきによる先天性の脳機能障害で、年齢や発達に不釣り合いな行動をしてしまい、学業や仕事に支障をきたしてしまう精神発達障害になります。

「注意欠如・多動性障害」の事を略名で「ADHD」(エーディーエイチディー)と呼び、主な症状としては「不注意」(集中力がない)・「多動性」(落ち着きがない)・「衝動性」(何も考えずに行動する)が見受けられます。

ADHD(注意欠如・多動性障害)の症状が6歳未満の時期から発症し、発症してから6ヶ月以上継続されている場合にADHD(注意欠如・多動性障害)であると診断されてましたが、現在では成人してからADHD(注意欠如・多動性障害)と診断される方も多くなっております。

生まれつきによる先天性の脳機能障害を持った幼児や小中学生に対する研究や治療が主流でしたが、現在は大人になってからADHD(注意欠如・多動性障害)と診断される事も多くなっており、非常に注目されている発達障害の一部になっております。

ADHDの症状

ADHDの症状ADHD(注意欠如・多動性障害)の症状は、集中力がない「不注意」・落ち着くがない「多動性」・何も考えずに行動する「衝動性」の3種になります。
乳児の場合は言語や認知、学習能力が乏しい為、症状が分かりやすく出る事が無く診断が出る事はありません。
また、ADHD(注意欠如・多動性障害)の症状は他の発達障害と共通されるものもある為、判断しにくい為、注意が必要になります。
ADHD(注意欠如・多動性障害)の主な3種の症状は、下記に記述されるよう、様々な行動や言動が見受けられます。

1.不注意

  • 簡単に気を反らされてしまう
  • 細かいミスが多い
  • 物事をすぐに忘れる
  • 忘れ物をする事が多い
  • 一つの作業に集中して続ける事が出来ない
  • 作業が楽しくないとすぐに退屈になってしまう

2.多動性(過活動)

  • じっとしている事ができない
  • 永遠としゃべり続ける(多弁)
  • 静かにしなければならない場所でも静かにできない
  • 常に落ち着きがない
  • 注意散漫になり体が動いてしまう

3.衝動性

  • 結論が無いのに喋り続ける
  • 人が喋ってる最中に割って喋りだす
  • 自分が話す順番を待てない
  • 人の邪魔をしたり割り込んで自分がやったりする

ADHDの年代特徴

ADHDの年代特徴ADHD(注意欠如・多動性障害)は、年代によって様々な特徴がありますが、必ずしもADHD(注意欠如・多動性障害)と判断される特徴といった事ではありませんので、あくまでも参考程度として捉えましょう。

【乳児期】
発達能力が未熟の為、ADHDの診断は出来ない時期

  • 寝付きが悪い
  • 寝返りが多く落ち着きがない
  • 視線が合わず、抱っこを嫌がる
【幼児期】
ADHDの症状が現れる事が多い時期

  • 人を叩いたり乱暴する
  • 落ち着きがない
  • 我慢できず怒る事が多い
  • 物を壊したり乱暴する遊びを好む
【小学生】
最もADHDと診断される時期

  • 授業中にじっと座ってられず教室を歩き回る
  • 注意散漫になり興味の対象がコロコロ変わる
  • 忘れ物や物を無くすことが多い
  • 急に話しかけて人の邪魔をする
  • 人の話を聞いてない
  • 突発的な行動をとる
  • 自分の怒りの感情をコントロールできない
  • ダンスや工作が苦手
【中高生】
合併症状に注意が必要な時期

  • 親や教師に対する強い反抗
  • 友達付き合いが下手でトラブルが多い
  • ルールに従う事ができない
  • 勉強の意欲低下と学力低下
  • やる気がなく投げやりな態度をとる
  • 自分の世界に閉じこもる
【成人】

  • 計画を立てて仕事をこなす事が苦手
  • 細部の注意が及ばず小さなミスが多い
  • 約束を忘れたり遅刻が多い
  • 片付けが苦手
  • 一度に多くの指示や説明をされると混乱する
  • 長時間座っている事が苦手

ADHDの治療方法

ADHDの治療方法ADHD(注意欠如・多動性障害)の治療方法は、現在の医学療法では完治する事は難しいとされております。
しかしADHD(注意欠如・多動性障害)の症状を緩和させる事は可能となっており、心理療法や薬物療法があります。
薬物療法は児童青年精神科医の管理下のみで行い、6歳未満への投与はしてはなりません。
尚、0歳から5歳までのADHD患者の場合は心理療法を実施し、6歳から17歳までのADHD患者の場合は薬物療法と心理療法の両方を実施するようになっております。
成人に関しては心理両方を患者が好まない限り、薬物療法が第一選択肢とされております。
心理療法は本人の特性に合った環境を整えることが重要視されております。
薬物療薬物療法を行う場合は専門医の指示の下で行い、用法・用量をきちんと理解し、自己判断による投与は行わないでください。

ADHDの治療薬

ADHDの治療薬発達性障害のADHD(注意欠如・多動性障害)に効果的な治療薬は、ノルアドレナリントランスポーターだけにに作用し、そのほかの受容体には作用しない「選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬」であるアトモキセチン塩酸塩製剤(商品名:ストラテラ)と神経細胞のドーパミントランスポーターに結合し、ドーパミンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害する作用のあるメチルフェニデート(商品名:コンサータ)の二種類があります。
ADHD治療薬の副作用は主に食欲不振と体重減少があります。そのほか不眠症や頭痛、腹痛、動悸や頻脈など複数の副作用がある為、服用には注意して下さい。
薬物療法を行う場合は専門医の指示の下で行い、用法・用量をきちんと理解し、自己判断による投与は行わないでください。

ADHDの治療薬

  • アトモキセチン塩酸塩製剤(商品名:ストラテラ)
  • メチルフェニデート(商品名:コンサータ)