オンライン診療の利用方法を詳しく紹介!やり方は簡単なの?
オンライン診療を利用してみたいけど「難しそう・・・」と考えている方もいることでしょう。
しかし、オンライン診療の利用方法は簡単です!
そして、オンライン診療を利用することで医療を今よりも身近なものと感じられるはずです。
そこで、ここではオンライン診療の利用方法について詳しく紹介していきます。
オンライン診療をはじめる前に準備が必要
オンライン診療を受ける前に準備するものを紹介していきます。
とはいってもそんなに大袈裟な準備が必要なことはなく、身近にあるものを準備しておけば問題ありません。
事前に準備するものは以下の通りです。
- スマートフォンやタブレット、PCなどの通信機器
- インターネット環境
- 保険診療の場合:保険証
- 自由診療の場合:身分証
オンライン診療を受けるクリニックや病院によって準備するものは多少異なります。
詳しくは、受診するクリニックや病院のホームページなどで確認しましょう。
なお、予約から決済まで完了できるオンライン診療アプリのダウンロードが必須となるクリニックもあります。
オンライン診療アプリとは?
オンライン診療アプリとは、病院やクリニックの予約から決済までを完結できるアプリです。
中には、病院を探すことや問診票の回答ができるアプリもあります。
以下は主なオンライン診療アプリです。
- CLINICS
- PocketDoctor
- Curon
- YaDoc
- CARADAオンライン診療
- LINEドクター
など
病院やクリニックによって使用できるアプリは異なります。
ただし、オンライン診療アプリを必要としないクリニックもあるため、必ずしも必要とは限りません。
詳しくは受診する病院やクリニックのホームページ上で確認しましょう。
オンライン診療の利用方法
オンライン診療を受けるための準備が整ったら次は利用方法です。
まずは、診療の大まかな手順を確認しましょう。
オンライン診療アプリを使用する場合は、これらの手順をすべてアプリ内で行っていきます。
それでは詳しく確認していきましょう。
予約
まずは、診察を受ける都合のいい時間帯を予約しましょう。
予約方法はクリニックによって異なりますが以下の方法が一般的です。
- メール
- LINE
- 電話
- オンライン診療アプリ
オンライン診療アプリでは、予約表が備わっていることが多く、一目で空いている時間がわかるようになっています。
なお、ホームページ上でも予約表が確認できるクリニックもあります。
都合のいい日にちや時間帯が既に予約で埋まっている可能性もあるため、候補日・時間をいくつか用意しておくことをオススメします。
診察
予約した日時にオンライン上で診察を受けます。
時間になると病院やクリニックから着信があるため、当日は待っているだけで大丈夫です。
オンライン診療アプリを使用している場合は、アプリ内のビデオ通話で診察を受ける場合がほとんどです。
その他の場合は、「LINE」や「FaceTime」といった既存のビデオ通話サービスを利用します。
診察内容は以下の通りです。
- 簡単な問診
- 服薬指導(治療薬の処方がある場合のみ)
服薬指導は、主に治療薬を郵送する場合に受けます。
処方箋の郵送の場合は、薬剤師による服薬指導を受けられます。
なお、場合によっては、患部をカメラに近づけて見せることもあることを覚えておきましょう。
基本的には10~15分程度で診察は終了となります。
決済
診察が終わったら、決済(会計)です。
主な決済方法は以下の通りです。
- クレジットカード決済
- コンビニ決済
- 銀行振込
決済方法もクリニックや病院によって異なりますが、主にクレジットカード決済が多いのが特徴です。
その他に、コンビニ決済や銀行振込などに対応しているクリニックや病院もあります。
なお、オンライン診療アプリの場合は、ほとんどの場合がクレジットカード決済となることを覚えておきましょう。
治療薬の処方もしくは対面診療へ
決済の確認が取れると治療薬が処方されます。
ただし、検査が必要な場合などは、対面診療が必要となるため、別日に病院やクリニックで直接医師の診断を受けましょう。
なお、治療薬の受取方法は以下の2通りです。
-
治療薬を郵送してもらう
-
調剤薬局で受け取る
この2つの受け取り方法について詳しく確認していきましょう。
治療薬を郵送してもらう場合
院内処方をしている病院やクリニックの場合は、治療薬を自宅まで郵送してもらえます。
院内処方とは、院内(医療機関内)で治療薬を処方する方法で、自由診療のクリニックなどに多く見られます。
わざわざ調剤薬局まで足を運ぶ必要がないため、オンライン診療のメリットを感じやすいといえるでしょう。
調剤薬局で受け取る場合
病院で診察を受けた後、処方箋を持って調剤薬局まで治療薬を受け取りに行った経験はありませんか?
これを「院外処方」といいます。
院外処方をしている病院やクリニックでオンライン診療を受けた際は治療薬の受取は以下の2つにわけられます。
- 処方箋を自宅に郵送
- 医療機関から調剤薬局へ処方箋をFAXしてもらう
処方箋を自宅に郵送してもらう場合は、処方箋をもって近くの調剤薬局まで薬を受取りに行きましょう。
なお、指定した調剤薬局に医療機関から処方箋をFAXで送ってもらうことも可能です。
その場合は、指定した調剤薬局まで薬を受取りに行くか、もしくは調剤薬局から自宅に薬を郵送してもらうことも可能です。
ただし、郵送を行っていない調剤薬局もあるため、郵送希望の場合は事前に調剤薬局に確認をしましょう。
オンライン診療をスムーズに受けるためのポイント
ここでは、オンライン診療をスムーズに受けるためのポイントを紹介します。
オンライン診療をする医師は、「映像」と「音声」だけが頼りです。
そのため適切な診断・治療を受けるために上記のポイントを詳しく確認しておきましょう。
明るい場所で行う
オンライン診療を受ける際は、部屋を明るくすることが大切です。
なぜなら、医師が患者の顔色を確認することや、場合によっては患部を診る必要があるからです。
暗い部屋や逆光は、顔色の確認ができないため、適切な診断の邪魔となるので避けましょう。
電波環境が良好な環境で行う
オンライン診療を受ける前に、電波環境を確認しましょう。
電波環境が悪いと、映像や音声が途切れる原因となります。
医師の診断を邪魔する他、医師の説明をしっかりと受けられないなど、医師と患者間のやり取りが難しくなってしまいます。
そのため、電波のよいところで診察を受けるようにしてください。
オンライン診療を利用する上での注意点
オンライン診療を利用する上での注意点は以下の通りです。
詳しく確認していきましょう。
オンライン診療を導入していないクリニックがある
全国どこの病院やクリニックでも、オンライン診療を導入しているわけではありません。
そのため受診を希望する医療機関によっては、オンライン診療を受けられない場合があることを理解しておきましょう。
なお、オンライン診療をやっているかは、病院やクリニックのホームページ上で確認ができるため事前に確認することが大切です。
処方できない薬がある
オンライン診療では、処方できない薬があります。
- 向精神薬
- 麻薬
さらに基礎疾患の把握ができない場合、処方日数は7日上限となり、ハイリスク薬の処方はできません。
ハイリスク薬とは、投与量の下限により重篤な副作用が発現しやすいなど、とくに安全管理が必要な医薬品です。
ハイリスク薬の一例
- 抗悪性腫瘍剤
- 免疫抑制剤
- 不整脈用剤
- 抗てんかん剤
- 血液凝固阻止剤(内服薬)
- 糖尿病用剤
- 膵臓ホルモン剤
など
ハイリスク薬の処方が必要な場合は、対面診療を選びましょう。
オンライン診療を受けられない場合がある
オンライン診療は、全ての疾患に対して受けられるものではありません。
怪我、腹痛、胸痛、頭痛などの「触診・検査・処置」などが伴う診療の場合、オンライン診療は受けられないことを理解しておきましょう。
なお、初診からオンライン診療を受けられるかは、医師の判断となります。
症状を説明し、対面診療が必要と判断された場合は、オンライン診療は受けられません。
AGA治療やED治療といった診察後に投薬治療が明確な場合は、初診からオンライン診療を受けられるケースが多いといえます。
治療薬が届くまでに数日かかる場合がある
治療薬や処方箋は郵送されるため、到着までに時間がかかることを理解しておかなくてはいけません。
発送までに時間がかかる病院やクリニックもあるため、急を要する場合は近くの医療機関で診察を受けるようにしましょう。
なお、自由診療の場合、診察を受けた時間にもよりますが、当日もしくは翌日発送の場合がほとんどです。
プライバシーが守れる場所で診察を受ける
オンライン診療の場合、医師と画面越しに話をするため、周囲に誰もいないことを確認しましょう。
デリケートな相談をする場合、聞かれたくないというのは誰もが思うことです。
万が一、第三者が近くにいる場合は、その聞かれたくない情報まで聞かれてしまう可能性がるため注意しましょう。
オンライン診療のやり方は簡単!難しく考えないことが重要
オンライン診療をはじめて利用する際にとまどいを感じる方もいることでしょう。
しかし、実際に利用してみると非常に簡単なため、難しく考える必要は一切ありません。
というのも、都合のいい日時に予約、その予約日時にオンライン上で診察を受けるだけだからです。
しかも、治療薬もしくは処方箋を自宅まで郵送してもらえます。
現在、通院に対して負担を感じている方は、1度オンライン診療を利用してみてはいかがでしょうか?
きっと、交通費や時間の節約といったメリットをすぐに感じられることでしょう。