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オンライン診療が初診から解禁されて恒久化って本当?

オンライン診療が初診から解禁されて恒久化って本当?

新型コロナウイルスが流行した影響で、数多くの医療機関で導入されているオンライン診療。
これまでは初診からのオンライン診療は時限的に解禁されている状態でしたが、2022年から恒久的に解禁されることになりました。
初診でもオンライン診療を受けやすくなり、以前よりも利用しやすい状態になっています。

初診からのオンライン診療が恒久化

初診からのオンライン診療が恒久化

オンライン診療は、2018年度から再診に限って解禁されていました。
初診は2020年度の4月から新型コロナウイルス下の特例措置として認められている状態が続いていました。
しかし、すでに軽く触れているとおり22年度から恒久化される方針となり、よりオンライン診療での受診をしやすいようになりました。
オンライン診療を受けるには具体的にどうすればいいか、オンライン診療における初診の定義とは何か、オンライン診療が恒久化される方針となったことについてご紹介していきます。

初診からオンライン診療の手順

初診からオンライン診療の手順

オンライン診療を受けるには、まず利用する病院やクリニックがオンライン診療を行っているか確認しましょう。
オンライン診療が高い注目を集めていることもあり、多くの医療機関が導入を進めていますが、全てのクリニックや病院が導入しているわけではありません。
利用する病院やクリニックでオンライン診療が導入されていない場合、そもそも受けることができないので注意しましょう。
オンライン診療を受け付けている場合、初診から利用することができるか、どのようなシステムを利用しているかもしっかり確認しましょう。

オンライン診療の流れについて詳しくはこちら

オンライン診療アプリやシステムの利用手順

オンライン診療を導入している医療機関の多くでは、オンライン診療アプリが使われています。
そのため、事前にスマートフォンやパソコンにオンライン診療アプリをダウンロードし、必要な情報を入力して問診票の入力や会員登録をします。
医療機関によってどのようなオンライン診療アプリを導入しているか異なることがあるため、利用したい病院やクリニックがどんなアプリを導入しているか事前に確認しておきましょう。

アプリやシステムの詳細はこちら

電話でのオンライン診療の手順

オンライン診療の受診を考えている場合は、予約をする前に受診したい医療機関のホームページを確認するか、直接医療機関の窓口に電話による診療を行っているか確認しましょう。
電話による診療を行っている場合、事前に予約をすることができるため、希望の日時を選んで予約しましょう。
もしくは、そのまま診療可能な場合もあるため、都合が良ければ電話ですぐに受診することも可能です。

初めてのオンライン診療の前に知っておきたいメリット・デメリット

初めてのオンライン診療の前に知っておきたいメリット・デメリット

オンライン診療には、通院の時間と交通費を節約できるという大きなメリットがあります。
対面診療の場合、実際に病院やクリニックに足を運んで診察を受けることになるので、通院のための時間や交通費がどうしてもかかってしまいます。
しかし、オンライン診療なら自宅にいながら診療を受けられるため、通院時間や発生する交通費を抑えることができます。
また、感染症のリスクの低下や症状悪化の予防、通院が困難な方の治療継続といったメリットもあります。
反対に、診断のための情報不足や、病気の急変に対応できないといったデメリットも存在しているため、利用する際は気をつけましょう。

オンライン診療のメリットについてはこちら

オンライン診療における初診の定義

オンライン診療における初診の定義

初診でも利用しやすくなったオンライン診療ですが、具体的にはどういった状態が初診といえるのでしょうか。
オンライン診療における初診とは、医療機関でのはじめての受診や、新たな症状や疾患で受診する場合と定義されています。
また、他の医療機関で受診済みでも、別の医療機関にはじめて受診する場合や新たな症状、疾患で受診する場合も初診になります。
これらの定義に当てはまる場合、オンライン診療での初診ということになります。

こんな場合は再診扱い

反対に、どのような場合だと初診ではなく再診ということになるのでしょうか。
オンライン診療での再診は、同一疾患について二度目以降の受診や、他の医師が診る場合と定義されています。
継続治療中の疾病に対する治療のため同一診療科を受診する場合のことで、具体的には高血圧の診察後、後日また高血圧で受診すると再診という扱いになります。
ただし、疾患が治癒ないし治療が途中で長期間中断したあと、再度同一疾患で受診する場合は再診ではなく初診という扱いになるので注意が必要です。
オンライン診療における再診はこのように定義されているため、初診の定義と合わせて覚えておきましょう。

オンライン診療の利用者数

オンライン診療の利用者数

オンライン診療は、対面診療に比べるとまだ新しい診療方法といえます。
しかし、それでも多くの人が利用しており、2021年1月から3月までの実施件数は毎月1万7000件程度と報告されています。
初診からのオンライン診療は毎月7000件程度となっており、現時点でも多くの人がオンライン診療を利用していることがわかります。
このデータから、オンライン診療はさまざまな人から注目されている診療方法だということがわかります。
オンライン診療の初診が恒久化されたことにより、利用者数はこれから先も増えていくことが予想されます。

利用者の内訳

先ほども触れたように、オンライン診療の利用者数は毎月1万7000件ほどです。
このうち、電話で診察を受けている方は1万3000件となっており、多くの人が電話診療を選んでいます。
一方、オンライン診療は4000件程度という内訳になっています。
初診からの割合は高齢者の方が多く、中高年の方の利用が増加しているといわれています。

オンライン診療が当たり前の時代に

オンライン診療が当たり前の時代に

オンライン診療は、遠隔診療のうち、スマートフォンをはじめとした情報通信機器を使って診察を受けられる方法です。
新型コロナウイルス流行の影響を受けて多くの方々から注目されるようになり、感染症のリスクを低減させるために利用する方が増えてきました。
初診からのオンライン診療が恒久化されることにより、これからはオンライン診療が当たり前になっていくことが予測されます。
どのようなメリットとデメリットがあるのかを把握し、オンライン診療を上手に活用していきましょう。

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