パントガールの効果や副作用、成分などの基本情報を解説
パントガールとは
パントガールはドイツで開発された、女性のための薄毛治療薬です。
これまで薄毛といえば男性のものというイメージが強く、実際に男性向けの治療薬ばかりでした。
しかしパントガールは女性の薄毛や抜け毛を改善するための内服薬として、世界で初めて効果や安全性が認められた治療薬になります。
女性によく見られるびまん性脱毛症に効果的で、女性の薄毛治療に対応したクリニックで処方されていることも多いです。
パントガールの成分
パントガールには、女性の髪に必要なビタミンやアミノ酸などの栄養素がバランスよく配合されています。
成分名 | 含有量(1カプセル中) |
---|---|
ビタミンB1 | 60㎎ |
パントテン酸カルシウム | 60㎎ |
薬用酵母 | 100㎎ |
シスチン | 20㎎ |
ケラチン | 20㎎ |
パラアミノ安息香酸 | 20㎎ |
見て分かるようにパントガールは医薬品成分が含まれていない、サプリメントに近い薄毛治療薬です。
効果だけでなく安全性にも優れ、長期的な服用にも向いていることがパントガールの特徴になります。
パントガールの効果
パントガールは、女性の薄毛・抜け毛改善を目的に開発された治療薬です。
抜け毛が多い・中程度である女性患者さんを対象に行われた臨床試験では、パントガールを3ヶ月間服用することで多くの女性に有効性を発揮していました。
以下はパントガールを服用する前と3ヶ月間服用した後を比較した、臨床試験の結果です。
結果 | 服用前 | 3ヶ月服用後 |
---|---|---|
抜け毛が多い | 30.0% | 3.3% |
抜け毛が中程度 | 56.7% | 6.7% |
抜け毛が少ない | 13.3% | 70.0% |
抜け毛が無い | - | 20.0% |
抜け毛が多い、および中程度だった女性患者さんの割合がパントガールを3ヶ月服用した後は大きく減少しており、高い有効性があることが分かります。
さらにパントガールの効果は、抜け毛を減らすだけではありません。
パントガールは髪質の改善や、爪をキレイにするなどの副効果もあることが分かっています。
- びまん性脱毛症の改善
- 髪質の改善
- 爪の成長不良の改善
つまりパントガールは女性の”美”を総合的にサポートしてくれる内服薬と言えます。
パントガールの副作用や注意点
パントガールはビタミンやアミノ酸などを主成分とした内服薬です。
これまで大きな副作用は報告されておらず、安全性に優れています。
またパントガールに含まれるビタミンは水溶性であり、尿から排出されるため過剰症(摂りすぎ)の心配もありません。
ただしパントガールは誰でも服用できる訳ではなく、服用に注意が必要な場合もあります。
- パントガールの成分にアレルギーの既往歴がある方
- 12歳未満の子ども
その他、もしも服用後になんらかの異常を感じたらパントガールの服用を中止し、医師に相談しましょう。
この記事を書いた人
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オンライン編集部:タツ
【写真は治療開始前】31歳から薄毛になり、治療を始めてもうすぐ5年が経過するオンライン診療NAVI編集部のタツです。 これまで試してきた薄毛治療や薄毛の知識を発信するために、現在薄毛専門のライターとして執筆中! 市販の育毛剤やクリニックでもらう治療薬の違いなど、薄毛治療初心者にも分かりやすいように解説しています。 同じ悩みを持つ方々の力になれるよう有益な情報を伝えていければと思います!