乾燥肌が薄毛を招く?!頭皮乾燥の原因やスキンケアについて解説!
肌の乾燥は、乾燥した場所で長時間働くライフスタイルや季節などが原因で誰の身にも起こることです。
そして乾燥肌が頭皮におよぶと、フケや痒みをはじめさまざまな異常を引き起こします。
更には頭皮の乾燥を放置しておくと、抜け毛・薄毛になるとも言われています。
本記事では頭皮が乾燥する原因から、その予防方法や改善方法、そしてすでに脱毛してしまった場合の治療方法についてまとめています。
頭皮の乾燥と薄毛の関係
一般的に皮脂が多くベタついた頭皮の人が薄毛になりやすいと考えられていますが、実は乾燥した頭皮も薄毛の原因になるのです。
しかし、皮脂というのはそもそも頭皮を雑菌と刺激から守る重要な役割を持っています。
そのため、乾燥で皮脂が減るということは雑菌や刺激を防ぐ力が弱まるということなのです。
加えて乾燥は頭皮の血行状態が悪い時にも起きます。
髪の毛が成長するためには血液が栄養と酸素を運ぶため、血行状態が悪いと髪が細く折れやすくなったり、脱毛を起こしたりする原因になるのです。
薄毛の判断基準
乾燥肌が原因で脱毛症状を起こしてしまった場合、そもそも脱毛や薄毛というのはどのくらい抜けた状態をさすものか、どこからがハゲなのかを知らない方も多いかと思います。
そこで、薄毛の判断基準となるさまざまなポイントを紹介します。
●抜け毛の量
- 抜け毛が200本を超えるくらいの体感(1日100本程度は正常の範囲です)
- シャンプーのあと排水溝に溜まる毛が多い
- 朝起きると枕に髪の毛がたくさんついている
- 床に落ちている毛の量が増えた
枕につく毛の量は個人差があり、20本とも100本ともいわれますが、明らかに増えたら薄毛を疑いましょう。
●抜けた毛のチェック
- 抜け毛の太さが細い、または弱々しい
- 抜け毛が短い
●抜けた毛の毛根の状態
- 尖った形をしている
- 触るとべたつく
- 色が全体的に白い、または黒い
- 毛根の先にしっぽのようなものがある
健康な毛が抜けることもありますので、脱毛症は数本のサンプルで判断できるものではありません。
そのことを踏まえてこれらを参考にすると、自分の抜け毛が自然のものか薄毛がはじまっているかの判断材料にすることができます。
なお、脱毛症の場合は早く治療をはじめるほど効果があります
頭皮が乾燥する原因
ここからは頭皮が乾燥してしまう原因や、原因となる行為を紹介します。
●生活習慣からくる原因
頭皮の洗いすぎ | ゴシゴシ強く洗ったり、1日何度も洗うと必要な皮脂まで落としてしまう |
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熱いシャワー | シャワーの温度が高いほど皮脂が落ちやすい。季節によるが40-44度が適温 |
シャンプーやトリートメントの洗い残し | シャンプーやリンスなどが頭に残っていると乾燥につながる |
洗った後のさっぱりした爽快感を求めて、皮脂が多く出る季節などに何度も髪を洗ったり、力いっぱい頭皮をこすったりするクセを持つ人は少なくありません。
汚れ落とすのにはそれほど力は必要ないということを覚えておきましょう。
●その他の原因
血行不良 | 冷え、睡眠不足、ストレスなどが血行不良となり肌のバリア機能を壊し乾燥を招く |
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乾燥しやすい季節 | 冬など肌が乾燥しやすい時期は保湿に気をつけないと頭皮も乾燥しやすい |
栄養 | ビタミン不足は肌が乾燥しやすくなる |
年齢 | 加齢で皮脂が自然に減っていく |
こうした様々な原因ですが、一つ一つ丁寧に対処すればケアしていけるものも多いことが分かります。
そこで次の項目では乾燥を防ぐ数々の方法を紹介していきます。
頭皮の乾燥の予防方法
まずはあらかじめ気をつけることで頭皮の乾燥を防ぐ予防方法から紹介します。
●乾燥予防するシャンプーの方法
乾燥の原因の多くはシャンプーの方法にあります。
余分な皮脂汚れを取るのは必要ですが、過剰に洗いすぎないように以下の方法を参考に洗髪してください。
熱湯は使わずぬるま湯で | 44度までを基準に、熱湯は皮脂を落としすぎるのでつかわない |
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シャンプーはよく泡立てる | 泡が皮脂を効率よく洗い流す。泡立ちやすいフォームタイプのシャンプーもおすすめ |
しっかり洗うが強い力で洗わない | 洗うときは指の腹を使い、爪を立ててゴシゴシ洗わない |
しっかりとシャンプーを落とす | シャンプー(リンス、トリートメント)は、髪には残っても頭皮には残さないように洗う。ぬるま湯を使うのがポイント |
乾かしすぎない | 一か所にドライヤーを当て続けないようにし、髪を持ち上げながら全体を乾かす |
●乾燥を防ぐ生活習慣
日常生活でも乾燥を防ぐ方法があります。
良質な睡眠 | 睡眠が新陳代謝や身体の状態を整えるため、適度な睡眠で頭皮もよい状態にできる |
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脂質を摂りすぎない | 皮脂の過剰分泌につながるので、脂身の多い肉や脂質の多い食事は控える |
ストレス管理 | ストレスは乾燥につながる血行不良にも関係しているので、リラックスできる時間を取るなどする |
頭皮の乾燥の改善方法
もちろん、予防方法でも紹介したシャンプーのしかたや生活習慣も乾燥の改善に役立ちます。
それ以外にも以下のような方法があります。
化粧水を使う | 高価なものは必要ないので、高濃度のものではなくさらっとした化粧水を使い保湿する |
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頭皮マッサージ | マッサージは血行促進効果があるので有効 |
食事 | 頭皮の新陳代謝や血行を促進させる食事は乾燥肌の改善に役立つ |
食事に関しては以下の食材を参考にバランスの良い食生活を心がけましょう。
●新陳代謝を促進して頭皮を健康に保つ栄養素
- ビタミンA:乳製品、卵、うなぎ、鶏レバーなど
- カロテン:緑黄色野菜(にんじん、ほうれん草、かぼちゃ、ブロッコリーなど)
- β-クリプトキサンチン:オレンジ、グレープフルーツ、温州みかん、干し柿など
●血行促進に効果のある栄養素
- ビタミンE:はまち、うなぎ、モロヘイヤ、アボカド、植物油など
- ビタミンP:柑橘類(レモン、オレンジなど)の内皮(薄皮)、そば、さくらんぼなど
- ビタミンC:キウイフルーツ、パパイヤ、レモン、いちご、アセロラ、ブロッコリー、ゴーヤ、パセリなど
偏った栄養素だけを摂り続けることは健康上でも逆効果になるので注意しましょう。
脱毛症状が治まらないときは薄毛治療クリニックへ
すでに脱毛を起こしてしまっている場合、乾燥肌を改善するだけでは発毛しないこともあります。
また、乾燥肌が治ったとしても脱毛症状が治らない場合は、何かほかに原因があると考えるべきです。
こうした脱毛症状は薄毛治療を行っているクリニックで治療することができます。
薄毛治療は大きく分けて投薬治療と施術治療があります。
投薬治療は薄毛治療薬を処方して行う治療で、治療薬を扱っているクリニックならどこでも薬を処方してもらうことができます。
対して施術治療は専門の医師や医療従事者がいないとできない治療方法なので、施術を行うクリニックは限定されます。
そのため薄毛に悩んだら、幅広い治療を行える薄毛治療専門クリニックに行くのがベストです。
薄毛治療専門クリニックの無料カウンセリングを利用する
無料カウンセリングとは、クリニックに所属する専門のカウンセラーや医師が無料で頭皮の状態のチェックや、治療プランを提示してくれるサービスです。
この無料カウンセリングの範囲であれば、当然料金は一切かかりません。
そのため、いきなり治療をはじめるには抵抗があっても心配ありません。
また、こちらの患者側としてもほかにメリットがあります。
- 通院で失敗しないよう、カウンセリングに行くことでスタッフや雰囲気をチェックできる
- 無料でいくつかのクリニックを経済的負担なく比較できる
- 通院前に立地や周辺施設なども確認できる
こうした様々なメリットがあり、契約しない限り料金がかからない無料カウンセリングを積極的に利用してみるとよいでしょう。
乾燥肌と薄毛についてまとめ
最後にここまでの内容を簡単にまとめて紹介します。
- 乾燥が原因で脱毛することがある
- 乾燥の原因は生活習慣、洗髪方法、ストレスなどさまざま
- すでに脱毛している場合は薄毛治療クリニックが有効
今まで乾燥肌の経験がないとしても、季節の変化、環境の変化、生活の変化で乾燥肌は誰の身にも起こる可能性があります。
そしてすでに乾燥肌で悩んでいる方は、もうかなり脱毛症状が進んでいるかもしれません。
しかし、乾燥肌も脱毛も、適切な対応をすれば改善が期待できます。
ただし、乾燥肌と薄毛どちらにも共通して言えるのは、1日で改善できるようなものではないということです。
正しい対処、治療を継続して行ってこそ、納得いく改善につながることを忘れず、日々の生活をこころがけましょう。