プロペシア(フィナステリド)服用中にグレープフルーツは要注意!その理由は?
プロペシア(フィナステリド)を服用する際にグレープフルーツを避けた方がいいといわれています。
意外と思われる方も多いかもしれませんが、実はグレープフルーツはプロペシアに限らず様々な医薬品との併用に注意が必要な食べ物です。
ここでは、プロペシアとグレープフルーツの相性が悪い理由や併用に注意が必要な食材、プロペシア服用の注意点などを詳しく紹介しています。
プロペシア(フィナステリド)とグレープフルーツの相性が悪い理由
プロペシアの販売元であるオルガノン社からは、プロペシアの併用禁忌・注意として「グレープフルーツ」という報告はありません。
しかし、グレープフルーツの特性上、プロペシアやプロペシアジェネリックを服用中に避けたほうがいい食材といえます。
なぜなら、グレープフルーツに含まれるフラノマクリンという成分が、フィナステリドを分解する酵素(CYP3A4)の働きを阻害する作用をもつためです。
併用することで、プロペシアの成分が体内に成分が長く留まる可能性があり、その結果、副作用のリスクが高まるという危険性があります。
このように、プロペシア(フィナステリド)とグレープフルーツの相性が悪いため、併用は避けましょう。
グレープフルーツジュースも相性が悪い?
グレープフルーツジュースもプロペシア(フィナステリド)と相性が悪いとされています。
なぜなら、グレープフルーツジュースにも「フラノマクリン」が含まれているため、プロペシアの成分が正常に代謝されない可能性があるからです。
むしろ濃縮還元のジュースの場合、生食よりもフラノマクリンが多いこともあるため注意しましょう。
プロペシア服用後、何時間経てばグレープフルーツを食べられる?
グレープフルーツに含まれる「フラノマクリン」は、体内におよそ24時間留まるといわれています。
一方、プロペシアも24時間で効能を失うため、体内で一定の濃度を保つために1日1錠の服用が不可欠です。
このように、どちらも24時間体内に成分が残ることから、グレープフルーツの摂取から何時間経過していたとしても、副作用が強く出るリスクがあります。
そのため、プロペシア服用中はグレープフルーツの摂取は避けたほうがいいでしょう。
プロペシア(フィナステリド)以外のAGA治療薬とグレープフルーツの相性は?
プロペシア(フィナステリド)以外の服薬タイプのAGA治療薬とグレープフルーツの相性は悪いといえます。
服薬タイプのAGA治療薬とは、ザガーロ(デュタステリド)とミノキシジル内服薬(ミノキシジルタブレット)です。
これらは、プロペシア同様に肝臓で代謝されるため、グレープフルーツとの併用で副作用が強く起きてしまう可能性があるため注意しましょう。
なお、ミノキシジル外用薬と、グレープフルーツとの相性は問題ありません。
ED治療薬とグレープフルーツの相性は?
プロペシア(フィナステリド)の副作用に、性欲減退や勃起機能の低下があることは広く知られています。
そのため、AGA治療薬とED治療薬をセットで使っている方も多くいますが、実はED治療薬もグレープフルーツとの相性が悪いことを覚えておきましょう。
ED治療薬は種類がありますが、国内で認可を受けているのは、バイアグラ・レビトラ・シアリスの3種類です。
どれも成分は異なりますが、グレープフルーツとの併用で副作用を強める危険性があります。
副作用を強める理由は、プロペシア(フィナステリド)と同様で、グレープフルーツに含まれるフラノマクリンが、ED治療薬の成分を分解する酵素の動きを阻害するからです。
成分が体内に長く残りやすくなることで副作用が強く出る可能性があるため、くれぐれもED治療薬とグレープフルーツを併用しないように気を付けましょう。
グレープフルーツ以外に注意した方がいい食材は?
プロペシア(フィナステリド)の代謝を遅らせる可能性のあるフラノマクリンは、柑橘系に含まれることが多い成分です。
そのため、グレープフルーツ以外にも以下の食材もプロペシア(フィナステリド)との併用は避けた方がいいでしょう。
- サワーオレンジ
- 夏みかん
- ダイダイ
など
柑橘系以外にも、三つ葉・セロリ・パセリなどもフラノマクリンが含まれるため注意しましょう。
食べても問題がない食材
注意すべき食材で柑橘系をあげましたが、全ての柑橘系がダメということではありません。
下記は柑橘系で相互作用の可能性が少ないものです。
- カボス
- マンダリン
- 温州みかん
- バレンシアオレンジ
- ネーブル
- 日向夏
グレープフルーツが好きという人は、これらの併用に問題がない柑橘系を代用しましょう。
グレープフルーツ以外のプロペシア(フィナステリド)を服用する際の注意点は?
グレーフルーツとの併用以外にもプロペシア(フィナステリド)を服用する際の注意点があります。
それでは詳しく確認していきましょう。
毎日決まった時間に服用する
プロペシア(フィナステリド)は毎日決まった時間に服用することが大切です。
というのも、プロペシアの成分は24時間で代謝されることから、24時間以上経過すると体内に成分がない時間帯が生まれてしまいます。
例えば飲み忘れが1日発生した場合、1日分のAGAの元になる成分が産出されることになります。
そうなると、せっかく薬を飲んでいるのに効果が半減されてしまう可能性があるため、体内に成分を一定に保つためにも毎日決まった時間に服用をするようにしましょう。
アルコールでは服用しない
基本的にプロペシア(フィナステリド)はアルコールが併用禁忌ではなく、飲酒の制限はありません。
しかし、プロペシア(フィナステリド)をアルコールで服用するのは避けた方がいいでしょう。
というのも、プロペシアもアルコールも肝臓で代謝されるため、同時に摂取することで肝臓の負担が高まる可能性があるからです。
プロペシアの副作用に、発現率は高くはありませんが肝機能障害があります。
副作用のリスクを下げるためにも、アルコールを摂取する場合はプロペシア服用から時間をあけるようにしましょう。
副作用を感じたらすぐに医師に相談を
プロペシアの主な副作用は以下の通りです。
- 性欲減退
- ED(勃起機能障害)
- 肝機能障害
など
プロペシアは安全性の高いAGA治療薬ですが、医薬品である以上、副作用のリスクがあります。
もしも、服用中に何か異変を感じた場合、自己判断で対処するのは、副作用のリスクを高めてしまう可能性があるため危険です。
正しい対処法を知るためにも異変を感じたらすぐに医師に相談しましょう。
プロペシア(フィナステリド)の効果を高めるために積極的に取った方がいい栄養素は?
プロペシアは、AGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制してAGAを改善していきます。
AGAの改善効果を高めるためにも普段から、髪を元気にするための以下の栄養素を積極的に摂取したほうがいいでしょう。
- たんぱく質
- 亜鉛
- 鉄分
- ビタミンB群
など
これらは髪の生成や成長に欠かせない栄養素なため、バランスよく摂ることでAGAの改善効果に期待ができます。
プロペシア(フィナステリド)の服用で不安や疑問を感じたら?
プロペシア(フィナステリド)服用中に何か不安や疑問を感じたら、まずは専門医に相談しましょう。
数ある症例を元に、不安な点や疑問点を解決してくれ、さらにAGAを改善する的確なアドバイスを行ってくれます。
1人で悩む時間が増えることでストレスを感じてしまうことがあるのではないでしょうか?
AGA治療は長期的に行う必要があるので、専門医に相談しながら適切な治療を行っていきましょう。
なお、以下で紹介するクリニックは無料カウンセリングも実施しています。
クリニック選びで悩んでいる場合は参考にしてみてください。
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この記事を書いた人
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オンライン編集部:タツ
【写真は治療開始前】31歳から薄毛になり、治療を始めてもうすぐ5年が経過するオンライン診療NAVI編集部のタツです。 これまで試してきた薄毛治療や薄毛の知識を発信するために、現在薄毛専門のライターとして執筆中! 市販の育毛剤やクリニックでもらう治療薬の違いなど、薄毛治療初心者にも分かりやすいように解説しています。 同じ悩みを持つ方々の力になれるよう有益な情報を伝えていければと思います!