プロペシア(フィナステリド)の併用注意|こんな人は注意が必要!
プロペシア(フィナステリド)には併用注意薬と言われる併用に注意が必要な薬はありません。
しかし、体質や健康状態によっては服用を注意しなければならない人がいます。
ここでは、プロペシアの併用注意の薬や服用に注意が必要な人などを紹介していきます。
プロペシア(フィナステリド)に併用注意薬はない
プロペシアには併用注意薬がないため、他の薬との飲み合わせについて心配する必要がありません。
他の薄毛治療薬の場合、併用注意薬があり、併用する薬によっては効果を増強・減弱することがあるので、副作用が出やすくなる可能性があります。
しかし、プロペシアはほとんどの薬と併用することできるため、持病などで服用している薬がある場合も問題なく服用することができます。
市販の薬も併用できる
併用注意薬は医薬品はだけでなく、OTC医薬品(市販薬)やサプリメントなどの市販薬も含まれます。
しかし、プロペシアに関しては併用注意薬がないことから、市販される総合感冒薬(いわゆる風邪薬)や胃薬などと併用することも問題ありません。
使用頻度の多い市販薬などがある場合にも、プロペシアは安心して服用することができます。
そもそも併用注意薬って何?
併用注意薬とは相互作用に注意することで使用ができる薬のことです。
併用注意薬に指定されている薬を併用すると、服用した薬の作用が強く出てしまったり、弱くなってしまったりします。
併用注意薬は絶対に併用してはいけないということはありませんが、相互作用の心配があるので基本的には医師への確認が必要です。
プロペシア(フィナステリド)服用に注意が必要な人は?
プロペシアには併用注意薬はありませんが、服用を注意しなければならない人がいます。
- 肝機能障害がある方
- 高齢者
なぜ併用に注意が必要なのか、もう少し詳しくみていきましょう。
肝機能障害がある方
プロペシアは肝機能障害がある方を対象に臨床実験を実地していません。
そのため、肝機能障害を持つ方がプロペシアを服用した場合の安全性については報告がありません。
プロペシアは肝臓で代謝されるため、服用することで肝臓に負担がかかります。
また、習慣的に飲酒をしている方や一度の飲酒量が多い方も肝機能が弱っている場合があります。
肝機能障害がある方や肝臓が弱い方がプロペシアを服用する場合、慎重な判断が必要となることもあるため必ず医師に相談しましょう。
高齢者
プロペシアは20~50代を対象とした臨床実験は行われましたが、高齢者を対象とした臨床実験を行っていないため、高齢者への有効性が確認されていません。
また、年齢を重ねるほど生理機能の低下や頭皮環境が悪化することが多くなります。
そのため、副作用が出やすくなることやプロペシアでは薄毛が改善できない可能性もあるので、薄毛治療を行う場合は医師に相談しましょう。
プロペシア(フィナステリド)服用中に注意が必要な食べ物・飲み物は?
プロペシア(フィナステリド)服用中の注意が必要な食べ物・飲み物を紹介します。
- グレープフルーツ
- アルコールの過剰摂取
- ノコギリヤシ
- 暴飲暴食
それぞれ注意点を確認していきましょう。
グレープフルーツ
グレープフルーツには肝臓の働きを抑制し、代謝を妨げる作用があります。
プロペシア服用中にグレープフルーツを食べた場合、プロペシアが正常に代謝されなくなる可能性があり、作用が強くなることや弱くなることがあります。
プロペシアの作用が強く出てしまうことで、副作用が出やすくなる可能性もあるため、プロペシア服用中はグレープフルーツを避けるようにしてください。
グレープフルーツジュースの飲料水なども肝臓の働きを低下させてしまう恐れがあります。
アルコールの過剰な摂取
プロペシア服用中にも適度な飲酒は問題ありませんが、過度な飲酒は避けなければなりません。
プロペシアとアルコールはどちらも肝臓で代謝されるため、肝臓に負担がかかり、肝機能障害などが起こる可能性があるためです。
また、アルコールはAGAの原因となるDHTを増加させることや髪の毛に必要な栄養素を分解してしまいます。
過度な飲酒はAGAを悪化させ、服用のリスクを上げてしまうので避けましょう。
ノコギリヤシ
ノコギリヤシは、プロペシアと同じ5αリダクターゼを阻害する働きがあるサプリメントです。
サプリメントなのでドラッグストアやAmazonなどの通販でも手に入れやすく、人気もあります。
しかし、ノコギリヤシはプロペシアと同じ作用をするため併用してはいけません。
併用することで両方の作用が強く出てしまい、副作用が起こる可能性があります。
暴飲暴食に注意
暴飲暴食はAGAの悪化を招く可能性があるため、薄毛治療中の暴飲暴食は避けましょう。
ラーメンや唐揚げ、ファーストフードなどのハイカロリーな食べ物は、生活習慣病を引き起こす原因になります。
血流が悪くなると頭皮への栄養も届きづらくなるので、髪の毛の発毛・育毛が出来なくなる可能性もあります。
髪の毛の成長を促進するためにも、薄毛治療中は栄養バランスを意識した食事を行うようにしましょう。
プロペシア(フィナステリド)と他の薬を併用する際の注意点
プロペシア以外に複数の薬を服用しないといけない場合は、必ず医師に相談したうえで服用してください。
というのも、ほとんどの薬は肝臓で分解されるため、服用する薬が増えればそれだけ肝臓に負担がかかります。
肝臓に負担がかかりすぎた場合、肝機能障害になってしまう可能性もあります。
プロペシアをより安全に服用するためにも、いつでも医師と相談できる環境を作ることが大切です。
なお、クリニック選びで悩んでいる場合は以下を参考にしてみてください。
プロペシア処方クリニック
(アイコンをクリックすると基本情報や公式HPを確認できます)
上記で紹介しているクリニックの詳細やプロペシア処方について以下のページで詳しく解説していますので、ぜひ確認してみてください。
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この記事を書いた人
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オンライン編集部:タツ
【写真は治療開始前】31歳から薄毛になり、治療を始めてもうすぐ5年が経過するオンライン診療NAVI編集部のタツです。 これまで試してきた薄毛治療や薄毛の知識を発信するために、現在薄毛専門のライターとして執筆中! 市販の育毛剤やクリニックでもらう治療薬の違いなど、薄毛治療初心者にも分かりやすいように解説しています。 同じ悩みを持つ方々の力になれるよう有益な情報を伝えていければと思います!