全てスマホで完結!オンライン診療で禁煙外来
タバコをやめたい・・・
禁煙しても続かない・・・
禁煙するとイライラが止まらない・・・
などなど、禁煙をしたいけどタバコをやめられないという方は多いことでしょう。
そこで、注目されるのが禁煙外来、しかも、オンライン診療を活用すれば通院不要で治療を行うことが出来るのです。
このページでは、オンライン診療による禁煙外来の説明や流れ、保険適用の条件などについて詳しく紹介していきます。
オンライン診療による禁煙外来とは?
そもそも、オンライン診療の禁煙外来とはいったいどういったものなのでしょうか?
本来、禁煙外来は初診後に禁煙補助薬を処方され、補助薬を服用しながら2~4週間に1度、診察のために通院するのが一般的です。
オンライン診療による禁煙外来は、上記と基本的な流れは変わりませんが、診察をオンライン上で行うため、通院の必要がなくなります。
さらに、禁煙補助薬は、郵送で処方箋、もしくは薬を受け取ることが可能です。
そのため、移動時間や待ち時間、交通費などの削減が可能となり、継続した治療に専念できることが期待できます。
全てスマホで完結!オンライン禁煙外来・初診の流れ
オンライン禁煙外来の初診の流れは以下の通りです。
- ①予約
- ②診察
- ③決済
- ④禁煙補助薬処方
基本的な流れは、通常の禁煙外来と同じですが、診察をオンライン上で受けられるため、通院の必要がなくなります。
禁煙補助薬も郵送で受け取れるので、自宅にいながらスマートフォン1台あれば完結します。
再診も同様に2~4週間に1度、オンライン上で医師の診察を受けるだけです。
通院するのは面倒、時間が作れないという方でも、オンライン禁煙外来を活用することで気軽に本格的な禁煙をスタートすることができます。
オンライン禁煙外来に必要なものは?
オンライン禁煙外来に必要なものといっても特別なものは一切必要ありません。
- スマートフォンやタブレット、PCなどの通信機器
- インターネット環境
- 保険適用の場合は保険証
クリニックによっては、上記以外にも必要なものがある場合があります。
例えば、オンライン診療アプリのダウンロードや、決済方法がクレジット決済のみの場合はクレジットカード、身分証などが必要な場合があります。
詳しくは、受診したいと思うクリニックのホームページ上で確認できますので、事前に必要なものを把握しておきましょう。
なお、禁煙外来は保険適用となる場合があります。
次項で詳しく確認していきましょう。
オンライン禁煙外来も保険適用される?
オンライン禁煙外来も禁煙外来同様に条件を満たすことで保険が適用となります。
保険適用となる条件は以下の通りです。
- 過去1年間、健康保険を使ってニコチン依存症の治療をしていない
- 35歳未満
- 35歳以上で【1日の喫煙本数×喫煙年数】が200以上
例)1日の喫煙本数30本×喫煙年数30年=900
- 今すぐにでも喫煙しようと考えている
- ニコチン依存度テストで5点以上
このように難しい条件ではないため、保険適用のハードルは高くありません。
なお、ここでニコチン依存度テストって何・・・?と思われた方もいるのではないでしょうか?
続いて、ニコチン依存テストを紹介していきます。
ニコチン依存度テスト
ニコチン依存度テストとは、ニコチン依存症の診断を目的とした全10問の質問です。
「はい」か「いいえ」で回答し、「はい」の場合は1点、「いいえ」の場合は0点で点数を計算します。
以下がニコチン依存度テストとなるので、実際にあなたのニコチン依存度を確認してみましょう。
■ニコチン依存度テスト(全10問)
問1.自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか? |
問2.禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか? |
問3.禁煙や本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか? |
問4.禁煙や本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか? (イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加) |
問5.問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか? |
問6.重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか? |
問7.タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか? |
問8.タバコのために自分に精神的問題(喫煙することで神経質になる、不安や抗うつ症状が出る)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか? |
問9.自分はタバコに依存していると感じることがありましたか? |
問10.タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか? |
上記のテストの結果、10点中5点以上(「はい」の数が5つ以上)でニコチン依存症と診断されます。
オンライン診療による禁煙外来は継続しやすい!
禁煙外来で重要なのは「継続した治療」ですが、オンライン診療は対面診療に比べて禁煙治療が継続しやすいといわれています。
なぜなら、通院の手間が省けるからです。
禁煙外来は定期的な診察を受けながら禁煙補助薬を処方してもらい、禁煙へと導きますが定期的に通院するのは困難な方は少なくありません。
しかし、オンライン診療であれば、自宅にいながら診察を受けて禁煙補助薬も郵送で受け取れます。
このオンライン診療ならではの利便性こそが、治療継続に繋がる最も大きな理由となるのです。
もし、過去に通院が理由で禁煙治療を断念したことがある方は、ぜひ、オンライン禁煙外来を試してみるのも1つの方法といえるでしょう。
禁煙補助薬とは?
禁煙補助薬とは、禁煙後の離脱症状を緩和して比較的楽に禁煙ができるようになる医薬品です。
禁煙外来で処方される代表的な禁煙補助薬は、ニコチンパッチチャンピックス(バレニクリン)です。
ニコチンパッチは、ニコチンを含んだ張り薬でニコチンが皮膚かの毛細血管から吸収されることでニコチン離脱症状を和らげます。
チャンピックス(バレニクリン)は、喫煙による満足感を抑制することで禁煙をサポートする飲み薬です。
また、ニコチン離脱症状やタバコに対する切望感を軽減する作用もあります。
なお、ニコチンパッチやニコチンガムは薬局やドラッグストアでも購入できますが、クリニックで処方されるものよりもニコチンの量が少ないのが特徴です。
禁煙で得られるメリット
ここでは、禁煙が成功することで得られるメリットを紹介していきます。
禁煙しようか悩んでいる方は、これらのメリットを確認することで禁煙しようと決断できるかも知れません。
■禁煙で得られるメリット
- 肺がんなどのリスクを下げる
- タバコ代などの金銭的な負担を軽減できる
- 妊娠されている女性の場合は胎児や母体などへの影響がなくなる
- 肌への悪影響がなくなる
- 食事を美味しく感じるようになる
- 吐き気や嘔吐
- タバコによる口臭やヤニ臭さがなくなる
- 部屋がヤニで汚れるのがなくなる
- 喫煙所探しの時間や手間がなくなる
など
上記のメリットは、ほんの一部です。
禁煙が成功することで、健康面や金銭面、時間など様々なメリットがあることを覚えておきましょう。
禁煙のデメリット
前述で禁煙のメリットを紹介しましたが、逆に、禁煙することによるデメリットにはどういったものがあるのでしょうか?
実は禁煙することのデメリットはほとんどありません。
強いていうならば、食事を美味しく感じるようになることで食べ過ぎてしまって太ってしまうといったケースがあることぐらいです。
そのため、禁煙はデメリット以上にメリットが非常に大きいといえます。
今すぐタバコをやめたい!そんな方はすぐにオンライン禁煙外来を!
さまざまなメリットがあるということは頭で分かっていても、なかなか始めることや続けることが難しいのが禁煙です。
ニコチン依存状態となっているため、1人の意志で禁煙を成功させるのは容易ではありません。
しかし、オンライン診療の禁煙外来を活用することで、難しかった禁煙も比較的簡単かつ費用や時間的な負担を抑えながら実現へと導けます。
タバコをやめたいけど禁煙に踏み切れない・・・
このように考えている方は、オンライン診療による禁煙外来を試してみてはいかがでしょうか。