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ミノキシジルの併用禁忌|安全に使用するために必ず確認を!

ミノキシジルの併用禁忌

ミノキシジルは、男性・女性ともに使用できる発毛効果のある医薬品成分です。
薄毛に対して有効性が高いため、多くの方がミノキシジルを使用していますが、医薬品である以上、安全に使用することが不可欠です。

そこで、ここでは、ミノキシジルの併用禁忌薬や使用できない人、安全に使用するための注意点を紹介していきます。

目次

  1. まずは併用禁忌薬から解説
  2. ミノキシジルの併用禁忌薬を確認しよう!
  3. ミノキシジルを使用できない人もいる?
  4. ミノキシジルの副作用を確認しよう!
  5. ミノキシジルと他のAGA治療薬を併用している方は確認必須!
  6. ミノキシジルを安全に使用するための注意点
  7. ミノキシジルを使用する場合は医師に相談してから

まずは併用禁忌薬から解説

併用禁忌とは、併用することで重篤な副作用を起こす危険性のある治療薬を指します。

何か治療薬を使用する際に、添付文書に赤い太枠で使用上の注意が記載されていることに覚えはありませんか?
その使用上の注意の中に併用禁忌の説明がなされているため、治療薬を使用する際は必ず確認しましょう。

なお、ミノキシジルも医薬品成分である以上、安全に使用するには併用禁忌を確認する必要があります。

次項で、ミノキシジルの併用禁忌について詳しく確認していきましょう。

ミノキシジルの併用禁忌薬を確認しよう!

併用禁忌薬の確認

ここからはミノキシジルの併用禁忌薬について確認していきましょう。
ミノキシジルは外用薬と内服薬の2つのタイプにわけられます。

  • ミノキシジル外用薬
  • ミノキシジル内服薬

まずは、ミノキシジル外用薬の併用禁忌薬から確認していきましょう。

ミノキシジル外用薬の併用禁忌薬

ミノキシジル外用薬の併用禁忌薬の報告は現在ありません

「リアップ」などで知られるミノキシジル外用薬ですが、市販のものからクリニックで処方されるものまで含めると多くの種類があります。
いずれも、併用禁忌薬はないため、常用薬がある場合でも問題なく使用できます。

ただし、他の外用剤(軟膏、液剤など)を頭皮に使用する場合、成分吸収に影響することからミノキシジル外用薬の使用は中止しましょう。
また、ミノキシジル以外の有効成分が含まれている場合は添付文書を必ず確認することが大切です。

ミノキシジル内服薬の併用禁忌薬

ミノキシジル内服薬の併用禁忌薬は以下の通りです。

  • ED治療薬
  • イブプロフェン(市販の風邪薬にも含まれる成分)
  • イミグラン(偏頭痛薬)

など

上記以外に治療薬ではありませんがアルコールとの併用も禁止されています。
ただし、服用後7時間程度経てばアルコールは摂取しても問題ありませんが、くれぐれも飲みすぎには注意しましょう。

なお、基本的にミノキシジル内服薬は血圧に作用する薬との併用には注意が必要です。
次項で詳しく確認していきましょう。



血圧に作用する薬に注意!

ミノキシジル内服薬と血圧に作用する薬との併用に注意が必要な理由はミノキシジルの作用に関係しています。

ミノキシジルは、血管を拡張することで、血流を良くしてくれる作用をもつ治療薬です。
そのため、服用することで血圧が下がることから、急激な血圧低下を起こさないためにも同じ作用を持つ治療薬との併用が基本的には出来ません。

ただし、どの治療薬が血圧に作用するのかわからないという方は多いのではないでしょうか?
そこで大切になるが医師へ事前の相談です。
何か治療薬を併用する際には、事前に医師に確認を取ることで安全性が高まることを覚えておきましょう。

ミノキシジルを使用できない人もいる?

ミノキシジルを使用できない人

ミノキシジルは、持病や健康状態で使用できない方がいます。
以下に該当する方は、ミノキシジルを使用することで重篤な副作用が起こる可能性があることからミノキシジルを使用できません。

外用薬
  • 頭皮に、傷や湿疹、炎症(発赤)などがある場合
  • ミノキシジルによりアレルギー症状を起こしたことがある
  • 未成年者
  • 妊娠・授乳中の方
  • 妊娠の予定がある方
  • AGAなど壮年性脱毛症以外の脱毛症・原因のわからない脱毛症を発症している方
  • 脱毛が急激であったり、髪が斑状に抜けていたりする方
内服薬
  • ミノキシジルによりアレルギー症状を起こしたことがある
  • 未成年者
  • 妊娠・授乳中の方
  • 妊娠の予定がある方
  • 心臓や肺、血管などの循環器系に既往や疾患のある方
  • 血圧に疾患がある方
  • 腎臓や肝臓に異常がある方
  • AGAなど壮年性脱毛症以外の脱毛症・原因のわからない脱毛症を発症している方

など

とくに内服薬を使用する場合、上記に該当しない場合でも健康面で不安がある方は事前に医師に相談しましょう。

使用前に医師に相談が必要な人は?

ミノキシジルは、使用できない人以外にも「使用する上で注意が必要な人」がいます。
以下に該当する方は、ミノキシジル外用薬・内服薬ともに使用することで思わぬ副作用が起こる可能性があることから使用前に医師への相談が必要です。

  • 今までに薬や化粧品等によりアレルギー症状を起こしたことがある方
  • 高血圧、または低血圧の方
  • 心臓または腎臓に障害がある方
  • むくみがある方
  • 家族や兄弟姉妹に壮年性脱毛症の人がいない方
  • 65歳以上の方
  • 甲状腺機能障害(甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症)の診断を受けている方

など

上記に該当しない場合でも、健康面で不安がある場合は事前に医師に相談をしましょう。

ミノキシジルの併用注意を確認する

ミノキシジルの副作用を確認しよう!

ミノキシジルの副作用を確認

ここで、ミノキシジルの副作用を確認しておきましょう。
外用薬と内服薬では副作用が異なります。

  • ミノキシジル外用薬の副作用
  • ミノキシジル内服薬の副作用

まずは、ミノキシジル外用薬の副作用を確認していきましょう。

ミノキシジル外用薬の副作用

ミノキシジル外用薬の主な副作用は以下の通りです。

  • 発疹や赤み
  • かゆみ
  • かぶれ
  • フケ
  • 熱感

など

外用薬は性質上、薬剤が直に触れる皮膚(頭皮)への症状があらわれやすいのが特徴です。
なお、稀ではありますが、人によっては「頭痛」や「めまい」といった血圧低下にともなう症状を感じることもあります。

ミノキシジル内服薬の副作用

ミノキシジル内服薬の主な副作用は以下の通りです。

  • 動悸や息切れ
  • 胸の痛み
  • 頭痛
  • むくみ
  • 目の腫れ
  • 多毛症

など

内服薬は頭皮以外にも全身に作用することから、循環器(心臓・血管・肺)への症状が比較的あらわれやすいのが特徴です。
なお、体毛が濃くなる多毛症という症状があらわれることがあるので、気になる方は使用中にムダ毛処理が必要になることもあります。

ミノキシジルの副作用を確認する

ミノキシジルと他のAGA治療薬を併用している方は確認必須!

ミノキシジルとAGA治療薬を併用

ミノキシジルと以下のAGA治療薬を併用は、定番のAGA治療法といえます。

  • プロペシア(フィナステリド)
  • ザガーロ(デュタステリド)

ただし、プロペシアやザガーロにもミノキシジルと同様に注意点があります。
ここで確認しておきましょう。

プロペシアを併用している場合

プロペシアには併用禁忌・注意薬はありません
ただし、以下に該当する方は使用できません。

  • プロペシアの成分に対して過敏症(アレルギー)の既往歴がある方
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性及び授乳中の女性

なお、上記以外に注意すべき人に「高齢者」があげられます。
高齢者は一般的に生理機能が低下しているため、副作用に注意が必要です。

ザガーロを併用している場合

ザガーロにも併用禁忌薬はありません。
ただし、併用に注意が必要となる併用注意薬があるため確認しておきましょう。

  • CYP3A4阻害薬
    リトナビル、ケトコナゾール、ミコナゾールなど

併用することで、必要以上に効果が強くあらわれたり、副作用が強く起きたりするため注意が必要です。
CYP3A4阻害薬は非常に種類が多いので、常用薬がある場合は事前に医師に伝えるようにしましょう。

なお、ザガーロも健康状態や持病で服用できない人がいます。

  • 本剤の成分及び他の5α還元酵素阻害薬に対し過敏症(アレルギー)の既往歴のある人
  • 女性
  • 小児等
  • 重度の肝機能障害がある人

上記に該当しない場合でも、健康面で不安がある場合は事前に医師に相談しましょう。

ミノキシジルを安全に使用するための注意点

ミノキシジルの注意点

ミノキシジルを安全に使用するための注意点を紹介します。

  • 常用薬がある場合
  • 持病や健康面で不安がある場合
  • 複数の薬を使用する場合
  • 個人輸入で購入する場合

それでは詳しく確認していきましょう。

常用薬がある場合

他の病気の治療のために常用している薬がある方は少なくありません。
もしも、常用薬がある場合、自己判断でミノキシジルと併用することはやめましょう。
万が一、併用して副作用が起きてしまっては元も子もありません。

とくにミノキシジル内服薬は、服用に注意が必要な治療薬です。
万が一のことを考えて、必ず事前に医師に相談するようにしましょう。

持病や健康面で不安がある場合

持病や健康面で不安がある場合は、必ず医師の診察を受けてからミノキシジルを処方してもらいましょう。
というのも、持病や健康面が原因で思わぬ副作用が起こる可能性がゼロとはいえないからです。

医師から処方してもらうのであれば、持病や健康面の不安などを確認の上、ミノキシジルの使用に問題がないかを事前に判断してもらえます。

ただし、ミノキシジルを使用開始後に健康診断の結果で問題が発覚することもあります。
その場合は、健康上の問題がわかった段階ですぐに医師に相談をしましょう。

複数の薬を使用する場合

とくにミノキシジル内服薬を服用する場合は、複数の薬を使用する際に注意が必要です。
なぜなら、ミノキシジル内服薬を含むほとんどの薬が、肝臓で代謝され腎臓から排泄されるため、肝臓や腎臓への負担となる可能性があるからです。

ミノキシジルを処方する医師との相談はもちろん、他の病気に影響がないか治療を受けている主治医にも相談するようにしましょう。

個人輸入で購入する場合

個人輸入とは、海外からミノキシジル外用薬や内服薬を取り寄せる方法を指します。
最近では、個人輸入の手続きを全て代行する個人輸入代行サイトがあるため、比較的、簡単に購入が可能です。

ただし、当サイトでは個人輸入での医薬品の購入はリスクが高いため推奨できません

潜んでいる代表的なリスクとして以下が挙げられます。

  • 偽物
  • 粗悪品

有効成分が入っていないばかりか、異なる成分が配合されていたり、品質に問題があったりする場合があります。
もしも、そのような偽物や粗悪品を服用した場合、重篤な副作用を引き起こす可能性があります。

何が起こるかわからないだけに、安易な気持ちで個人輸入を利用して医薬品を購入するのは控えましょう。

ミノキシジルを使用する場合は医師に相談してから

医師に相談してから

ミノキシジルは、薄毛改善に有効性の高い医薬品成分です。

ただし、使用上の注意点などもあるため安全に使用するためにも医師に事前に相談することが大切といえるでしょう。

自分の症状に適しているか、使用する上で健康状態に問題がないかなどは自分自身で判断するのは困難です。
安全にAGA治療に取り組むためにも、まずはAGAクリニックの専門医に相談することをオススメします。

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この記事を書いた人

オンライン編集部:タツ
オンライン編集部:タツ
【写真は治療開始前】31歳から薄毛になり、治療を始めてもうすぐ5年が経過するオンライン診療NAVI編集部のタツです。 これまで試してきた薄毛治療や薄毛の知識を発信するために、現在薄毛専門のライターとして執筆中! 市販の育毛剤やクリニックでもらう治療薬の違いなど、薄毛治療初心者にも分かりやすいように解説しています。 同じ悩みを持つ方々の力になれるよう有益な情報を伝えていければと思います!