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ミノキシジルタブレットとバイアグラの併用は危険!その理由は?

ミノキシジルタブレットとバイアグラの併用は危険発毛効果のある「ミノキシジルタブレット(通称:ミノタブ)」とED治療薬の中で抜群の知名度を誇る「バイアグラ」。

それぞれ男性のコンプレックスを改善する治療薬ですが、併用することで重篤な副作用を引き起こす危険性があります。

ここでは、ミノキシジルタブレットとバイアグラの併用が危険な理由やバイアグラと併用できるAGA治療薬などを紹介しています。
それでは、確認していきましょう。

目次

  1. ミノキシジルタブレットとバイアグラは併用禁忌
  2. ミノキシジルタブレットと併用できないED治療薬はバイアグラだけ?
  3. バイアグラと併用できるAGA治療薬は?
  4. ミノキシジルタブレット服用中にどうしてもバイアグラを使用したい場合は?
  5. EDや性欲減退といった症状を感じたら

ミノキシジルタブレットとバイアグラは併用禁忌

バイアグラは、ミノキシジルタブレット(通称:ミノタブ)の併用禁忌に指定されています。

併用禁忌とは、ミノキシジルタブレットと飲み合わせが悪く、併用することで重篤な副作用を引き起こす危険性がある治療薬です。
まずは、併用出来ない理由を確認していきましょう。

併用できない理由は?

ミノキシジルタブレットとバイアグラが併用出来ない理由は、どちらも血管を拡張し血流を改善する作用があるからです。
そのため、併用することで急激に血圧が低下する恐れがあり、めまいやふらつきの他、重篤な副作用を引き起こす可能性があります。

ここで1度、2つの治療薬にどのような副作用があるのか確認していきましょう。

ミノキシジルタブレットの副作用を確認

ミノキシジルの主な副作用は以下の通りです。

  • 頭痛
  • めまい、ふらつき
  • 血圧低下、心不全
  • 赤ら顔、皮膚の潮紅
  • 動悸、息切れ、呼吸困難
  • 手足のむくみ、体重増加
  • 肝機能障害
  • ED(勃起不全)、性欲減退
  • 全身の多毛症(毛が濃くなる)

など

ミノキシジルには血管拡張作用があるため、循環器系(心臓・血管・肺など)の副作用が多いのが特徴です。

なお、ED(勃起不全)や性欲減退といった副作用が起こる可能性があります。
ただし、ミノキシジルとの因果関係は不明なため、一説では、薄毛による精神的要因が原因ではないかともいわれています。
万が一、EDや性欲減退といった症状が起きた場合でも、くどいようですがバイアグラは併用しないようにしましょう。

ミノキシジルの副作用を確認

バイアグラの副作用を確認

バイアグラの主な副作用は以下の通りです。

  • 顔のほてり、紅潮
  • 動悸
  • 目の充血
  • 頭痛
  • 鼻づまり
  • 消化不良、腹痛

など

これらの副作用はバイアグラの有効成分シルデナフィルの血管拡張作用によるもので、時間が経過すれば症状は緩和していきます。
あまりにもツライ場合や、症状が長引く場合は使用を中止して病院で相談しましょう。

なお、非常に稀ですが、以下の重篤な副作用が起こる場合があります。

  • 持続勃起症(プリアピズム)
    症状:4時間以上痛みを伴う勃起が続く
  • 非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)
    症状:急激な視力低下

これらの症状が出た場合はすぐに近くの医療機関で診察を受けましょう。

そもそもバイアグラって何?

バイアグラとは、アメリカのファイザー社から1998年に発売された世界初のED(勃起不全)治療薬です。

多くの臨床結果からも高い有効性と安全性が認められ、現在では世界120ヶ国以上、3500万人以上の男性が使用しているといわれています。

バイアグラについて詳しく確認

ミノキシジルタブレットと併用できないED治療薬はバイアグラだけ?

バイアグラだけ?ミノキシジルタブレットは、バイアグラ以外のED治療薬とも併用もできません。
国内でED治療薬として認可を受けているのは以下の3種類です。

  • バイアグラ
  • レビトラ
  • シアリス

上記以外にもED治療薬はありますが、そのすべてのED治療薬と併用できないことを理解しておきましょう。
なぜなら、どのED治療薬もバイアグラ同様に血管拡張作用をもつため、ミノキシジルタブレットと併用することで重篤な副作用を起こす危険性があるからです。

ミノキシジルタブレットとED治療薬の併用を確認

なお、ED治療薬以外にもミノキシジルタブレットには併用禁忌があります。
次項で確認していきましょう。

ミノキシジルタブレットと併用できない薬

ミノキシジルタブレットと併用できない治療薬は以下の通りです。

  • イミグラン(偏頭痛治療薬)
  • イブプロフェン(風邪薬)

など

イブプロフェンは、バファリンや市販の風邪薬にも含まれている成分のため注意しましょう。

なお、上記以外にもミノキシジルタブレットは血管に作用する治療薬との相性が悪いといわれています。
例えば、ロキソニンなども血管に作用するため、使用前に医師に確認が必要です。

上記に記載がない場合でも、何か治療薬を併用する際は、事前に医師に確認することをオススメします。

その他に薬ではありませんが、アルコールも血管拡張作用があるため同時に摂取することは避けましょう。
ただし、ミノキシジルタブレット服用後に 7時間程度、時間をあければアルコールを摂取しても問題が無いとされています。

ミノキシジルの併用禁忌を確認

バイアグラと併用できない薬も確認しよう

バイアグラと併用できない治療薬に関しても確認しておきましょう。

  • 硝酸剤
  • NO供与剤
  • アミオダロン塩酸塩
  • sGC刺激剤

上記に該当する治療薬を使用している場合は、バイアグラを使用できません。
その他にも常用薬がある場合は、事前に医師に確認をしましょう。

バイアグラと併用できるAGA治療薬は?

併用できるAGA治療薬バイアグラと併用できるAGA治療薬は以下の3種類です。

  • ミノキシジル外用薬
  • プロペシア(フィナステリド)
  • ザガーロ(デュタステリド)

それぞれの詳しい特徴を確認していきましょう。

ミノキシジル外用薬

リアップやロゲインなどで知られるミノキシジル外用薬は、バイアグラと併用しても問題がありません
なぜなら、外用薬の場合、ミノキシジルを塗布した部分に対して血管拡張作用があらわれますが、全身の血圧に及ぼす影響はほとんどないからです。
バイアグラ以外のレビトラやシアリスなどのED治療薬との併用も可能ですが、併用する場合は事前に医師に確認しましょう。

なお、ミノキシジル外用薬は日本皮膚科学会ガイドラインでも「推奨度A(行うよう強く勧める)」とされています。
ミノキシジルタブレットと比較すると、局所的な作用が期待できるため、効果も副作用もマイルドです。

そのため、ミノキシジルタブレットの副作用が気になるという方は外用薬に切り替えるのも1つの方法といえるでしょう。

プロペシア(フィナステリド)

プロペシア(フィナステリド)は、脱毛抑止効果のあるAGA治療薬です。

そもそも、AGAの原因はDHT(ジヒドロテストステロン)という物質です。
DHTは、男性の体内に必ず存在する男性ホルモン(テストステロン)5αリダクターゼという酵素が結びつくことで生成されます。
そしてDHTが、通常3~6年かけて成長する髪の毛のヘアサイクルを短縮させてしまうことで、髪の毛が十分に成長できなくなり薄毛を進行させてしまうのです。

しかし、プロペシアを服用することで、有効成分のフィナステリドはDHT のもととなる5αリダクターゼの働きを阻害します。
その結果、DHTの生成が抑制され、毛髪の成長を促し、抜け毛を予防するのです。

ただし、発生頻度は高くはありませんが、プロペシアの副作用に男性機能の低下(性欲減退やEDなど)があることは広く知られています。
そのため、男性機能の低下の対策として、バイアグラなどのED治療薬を併用する方は少なくありません。
ただし、プロペシアとミノキシジルタブレットと併用している場合は、バイアグラは使用できないことを理解しておきましょう。

プロペシアを詳しく確認

ザガーロ(デュタステリド)

ザガーロは、プロペシアと同様にAGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制して抜け毛を防ぐAGA治療薬です。

有効成分デュタステリドは、DHTの生成に欠かせない酵素5αリダクターゼの働きを阻害する働きがあります。
この5αリダクターゼには1型と2型という2つのタイプがありますが、プロペシアは1型のみを阻害するのに対し、ザガーロは1型2型の両方を阻害します。
さらに、プロペシアに比べ、効果の持続力が長いため、AGAの治療効果も高くなるのが特徴です。

ただし、ザガーロも男性機能の低下(性欲減退やEDなど)があることを理解しておきましょう。
なお、ザガーロ単体の使用でしたらバイアグラなどのED治療薬との併用は可能ですが、併用する場合は事前に医師に確認をしましょう。

ザガーロを詳しく確認

ミノキシジルタブレット服用中にどうしてもバイアグラを使用したい場合は?

バイアグラを使用したいミノキシジルタブレットの服用中にバイアグラを使用したい場合の選択肢は2つあります。

  • ミノキシジルタブレットの服用をやめる
  • 他のAGA治療薬に切り替える

ただし、ミノキシジルタブレットはAGA治療薬の中で最も発毛効果が高い治療薬です。
服用をやめた場合、AGAは進行してしまうため、次第に元の状態に戻ってしまうことを理解しておく必要があります。

なお、満足な発毛を実感している場合は、プロペシアやザガーロに切り替えて維持療法を選択するのも1つの方法です。
AGA治療薬を切り替えることでAGAの進行は抑止され、バイアグラの使用も可能になります。

ミノキシジルタブレット服用中にどうしても性欲減退やEDなどの症状が気になる場合は、次項で紹介するサプリを併用する方法が有効といえるでしょう。

バイアグラの代用としてサプリを使用する

繰り返しとなりますが、ミノキシジルタブレット服用中に男性機能の低下を感じた場合、ED治療薬は併用できません。
ただし、性機能に効果が期待できるサプリメントなら併用が可能です。

  • マカ
  • トンカットアリ
  • アルギニン

など

これらのサプリメントは、滋養強壮や精力増大などの効果が期待できます。
ただし、併用する際は、事前に医師に相談してからにしましょう。

EDや性欲減退といった症状を感じたら

EDや性欲減退を感じたらミノキシジルタブレットを服用中にEDや性欲減退を感じたら1人で悩んではいけません。

なぜなら、精神的な不安が原因でEDを発症する可能性があるからです。
さらに1人で悩むことでストレスを感じ、AGAも悪化してしまう可能性があります。

医師に相談することで、自分自身に合った適切な対処法や治療法を提案してもらえます。
そのため、EDや性欲減退に限らず、ミノキシジルタブレット服用中に何か異変を感じた際はすぐに医師に相談しましょう。

もし、治療を行うクリニック探しで悩んでいる場合は、オンライン診療NAVIが厳選したおすすめのAGAクリニックを以下で紹介しているので確認してみてください。

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この記事を書いた人

オンライン編集部:タツ
オンライン編集部:タツ
【写真は治療開始前】31歳から薄毛になり、治療を始めてもうすぐ5年が経過するオンライン診療NAVI編集部のタツです。 これまで試してきた薄毛治療や薄毛の知識を発信するために、現在薄毛専門のライターとして執筆中! 市販の育毛剤やクリニックでもらう治療薬の違いなど、薄毛治療初心者にも分かりやすいように解説しています。 同じ悩みを持つ方々の力になれるよう有益な情報を伝えていければと思います!