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オンライン診療による心療内科・精神科の流れや活用方法を紹介!

ンライン診療による心療内科・精神科の流れや活用方法

オンライン診療では、心療内科や精神科の受診も可能です。
しかし、オンライン診療は新しい受診方法のため、どのように利用すればいいのかわからない方も多いことでしょう。
そこで、ここではオンライン診療で心療内科や精神科を受診する流れや活用方法、どのような方が向いているかなど詳しく紹介しておきます。

目次

  1. 心療内科・精神科のオンライン診療の流れ
  2. 心療内科・精神科のオンライン診療の活用方法
  3. 心療内科・精神科のオンライン診療が向いている人
  4. 心療内科と精神科の違い
  5. オンライン診療クリニックを選ぶポイント
  6. 心療内科・精神科とオンライン診療の相性は?

心療内科・精神科のオンライン診療の流れ

心療内科・精神科のオンライン診療の流れ

心療内科・精神科でオンライン診療を受ける際の流れは、他の診療科でオンライン診療を受ける際とほとんど変わりません。
基本的な流れは以下の通りです。

  • 01. 予約
  • 02. 診察
  • 03. 決済
  • 04. 治療薬処方、もしくは対面診療

予約方法はクリニックによって異なりますが、基本的にオンライン診療アプリ内での予約や電話、メール、WEBなどで予約が可能です。
予約した日時になると、クリニックから発信があるため、指示に従うことで診察を受けます。
その後、指定された方法で決済を行い、治療薬が必要な場合は処方箋か治療薬を郵送してもらうか、対面診療が必要な場合は後日対面診療を行います。

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心療内科・精神科のオンライン診療の活用方法

心療内科・精神科のオンライン診療の活用方法

ここでは、心療内科・精神科におけるオンライン診療の活用方法を紹介します。
オンライン診療は、残念ながら万能ではないため診察内容によっては対面診療が必要となることがあります。
しかし、以下のような場合にオンライン診療を活用することで受診する際に発生する手間を省き、負担を無理なく軽減することが可能です。

  • カウンセリング
  • 診断書作成
  • 治療薬処方

それでは、詳しく確認していきましょう。

カウンセリング

心療内科や精神科では、カウンセリングを心理療法として治療方法の1つに取り入れているクリニックがあります。
今までは、カウンセリングを受けるために通院が必要なため、症状によっては不特定多数の人と会うことにより通院がツラいと感じるという方も少なくありませんでした。
しかし、オンライン診療を活用することで自宅にいながらカウンセリングを受けられるため、無理をせずに継続した治療が期待できます。
また、カウンセリングに限らず、心療内科や精神科に相談をしたいという方もオンライン診療を利用すれば通院の手間を省くことが可能です。

診断書作成

クリニックによっては、オンライン診療でも診断書の作成をしているところがあります。
こういったクリニックを利用すれば、診断書が必要になったときでも、わざわざクリニックへ足を運ぶ必要はありません。
ただし、診断書は対面診療時というクリニックもあるため、事前に確認しておくことをオススメします。

治療薬処方

前述しましたが、オンライン診療では治療薬が必要になった場合、処方箋か治療薬を郵送してもらえます。
クリニック内で薬を処方する院内処方の場合は、治療薬を自宅まで郵送してもらうことが可能です。
対して、医療機関が処方箋を発行し、調剤薬局で治療薬を受け取る院外処方の場合は、処方箋を郵送してもらえるので調剤薬局に行く必要があります。
また、院外処方では、処方箋を調剤薬局にFAXする場合があります。
この場合は、調剤薬局での受取り、もしくは調剤薬局が郵送対応している場合に限り、治療薬の郵送受取が可能です。
なお、基本的にオンライン診療で向精神薬の処方は禁止されているため、向精神薬の処方を希望する場合は事前にクリニックに確認するようにしましょう。

基本的に向精神薬は処方不可

オンライン診療では、抗不安薬や抗うつ薬、睡眠薬などの向精神薬の処方が認められていません。
向精神薬については濫用等のおそれがあることから法律でその取り扱いについて厳格に規制されているという大きな理由があります。
一部のクリニックでは処方する場合もありますが、これらの治療薬の処方が必要だと医師が判断した場合、後日クリニックへ足を運び、対面診療を受けなくてはならないので注意しましょう。

心療内科・精神科のオンライン診療が向いている人

心療内科・精神科のオンライン診療が向いている人

オンライン診療による心療内科や精神科の受診が向いている方は以下の通りです。

  • 心療内科や精神科の受診に抵抗がある人
  • 通院する時間が作れない人
  • 送迎が必要で定期的な通院が困難な人
  • 症状が安定している状態でも頻繁に通院が必要な人
  • 外出に抵抗がある人
  • 家族療法を行っている人
  • 基礎疾患がある人
  • 感染症が不安な人

など

上記に該当する方は、オンライン診療をうまく活用することで、通院の負担を軽減できます。

心療内科と精神科の違い

心療内科と精神科の違い

心療内科と精神科は、心と身体、どちらに現れている症状を治療することを目的にしているかという違いがあります。

心療内科 心の病が原因で、症状が「身体」にあらわれている病気を治療する
精神科 心の病が原因で、症状が「心」にあらわれている病気を治療する

それでは、心療内科の具体的な症状を確認してみましょう。

こんな症状は心療内科

前述の繰り返しとなりますが、心療内科は心の病によって症状が身体に現れる病気を治療することを目的としています。
次のような症状に悩まされている場合、心療内科の受診が適しているといえるでしょう。

  • 検査を受けても原因となる異常がはっきりしない症状が出ている
  • ストレスにより、長期間落ち込んでいる
  • 特定の環境や状況で、腹痛や呼吸症状などがあらわれる
  • 原因不明の頭痛やだるさで出勤が困難になっている
  • 食事をしても美味しいと感じられない
  • 寝ても疲れがとれない
  • 睡眠障害を感じている
  • 感情の起伏が大きくなった

など

こんな症状は精神科

精神科は、心の病によって引き起こされた症状が心にあらわれている症状の治療を行います。
具体的な症状の1例は以下の通りです。

  • 周囲の人から悪口を言われている、攻撃されているように感じる
  • 常に誰かから監視されているような気がする
  • 被害妄想が激しくなった
  • 周囲から物忘れが増えたと言われる

など

これらの症状に悩まされている場合は心療内科よりも精神科の受診が適しているといえます。

どちらを選べばいいかわからない場合は

心療内科も精神科も、心の病を治療することを目的としている診療科目です。
しかし、心の病による症状は素人では判断が難しいことも多く、どちらの診療科目を選べばいいのかわからなくなってしまうことがあります。
そのような場合は、心療内科と精神科、両方の診察を受け付けているクリニックを受診しましょう。
こういったクリニックを利用すれば、どちらにかかればいいのかわからない場合でも診察や治療をスムーズに受けることが可能です。

オンライン診療クリニックを選ぶポイント

オンライン診療クリニックを選ぶポイント

ここでは、オンライン診療に対応する心療内科や精神科のクリニックを選ぶポイントを紹介します。
はじめて受診する場合、どのようなクリニックを選べばいいのかわからないという方は参考にしてみてください。

  • 通院可能な距離にあるか
  • 医師との相性
  • 予約方法

それでは詳しく確認していきましょう。

通院可能な距離にあるか

オンライン診療で心療内科や精神科を受診するときは、通院可能な位置にあるかチェックしましょう。
なぜなら、多くの症状はオンライン診療で診察してもらうことができますが、症状によってはどうしても対面診療が必要になる場合があるからです。
そのため、実際にクリニックへ足を運んで診察を受けることを視野に入れてクリニックを選ぶことが大切です。

医師との相性

心療内科や精神科は、他の診療科目に比べ、カウンセリングや相談が多いため、医師との相性はとても重要です。
事前に、そのクリニックにはどのような医師がいるのか情報を集め、相性が良さそうかどうか調べるようにしましょう。
医師の情報を知る上で、ホームページの確認はもちろん、Googleの口コミを確認するのも1つの方法といえます。
ただし、実際に話してみないと相性が良いか悪いかの判断はできません。
万が一、診察を受けて相性が合わないと感じた場合は、他のクリニックを探すようにしましょう。

予約方法

予約方法が簡単なクリニックを選ぶのもクリニック選びの1つのポイントといえます。
というのも、予約方法が難しいと感じる場合、継続した治療が面倒に感じてしまうことがあるためです。
とくに心療内科や精神科は継続した治療が必要となるため、定期的に受診することができないと十分な治療効果を得られなくなってしまいます。
どのような方法で予約を受け付けているかを確かめ、自分に合っている予約方法を採用しているところを選びましょう。

心療内科・精神科とオンライン診療の相性は?

心療内科・精神科とオンライン診療の相性は?

オンライン診療と心療内科や精神科の相性は比較的良いとされています。
なぜなら、自宅から簡単に医師への相談やカウンセリングを受けられたり、通院の負担が軽減されたりするからです。
ただし、治療法によっては対面診療が必要となることもあります。
そのため、その時の状況に応じてオンライン診療と対面診療を使い分けるようにしましょう。
そうすることで、今まで以上に治療に専念することができるでしょう。

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