【フィナステリド】副作用で性欲減退?EDになる理由と対処法
プロペシアの有効成分であるフィナステリドの副作用には、性欲の減退や勃起不全(ED)といったものがあげられています。
この副作用は、パートナーの有無や性行為に対する意識の違いによって、重要視する方とそうでない方が出てきます。
基本的に、こうした性機能の低下という副作用のリスクは低いですが、副作用が起きてしまうとパートナーとの関係性にヒビが入ってしまうといったリスクもあります。
こちらのページではフィナステリドによる性欲の減退や勃起不全(ED)の原因や対策について紹介します。
「性欲減退」や「男性機能の低下」はわずか1%
プロペシアを服用してあらわれる副作用には「性欲の減退」、「男性機能の低下」があります。
男性機能の低下には、勃起しづらくなった、勃起不全などが含まれます。
これらの副作用があらわれる可能性は低いとされており、実際に行われた臨床試験でも男性機能の低下があらわれたのは僅か1%にも及ばないという結果がでています。
そのため、基本的にプロペシアの服用によって性行為に及べなくなってしまうリスクは非常に低いため、そこまで気にする必要はありません。
男性機能の低下が出た人の平均年齢は45~46歳
プロペシアの副作用である男性機能の低下があらわれた男性の平均年齢は45~46歳であったという特徴があります。
男性は加齢によって男性ホルモンの分泌が減っていく傾向にあり、40代の日本人男性の10人に1~3人は男性機能の低下を感じています。
性欲減退や男性機能の低下を感じる男性の平均年齢も高いため、プロペシアの副作用ではなく加齢による症状という見方もできます。
プラセボ錠でも変わらない割合だった
プロペシアを服用して男性機能が低下する確率は非常に低く、そもそもプロペシアを服用していなくとも症状があらわれるケースもあります。
実際にプラセボ錠(偽薬)を用いた臨床試験でも同程度の割合で男性機能が低下したという副作用が報告されています。
心因性の可能性が高い
性欲の減退や勃起不全(ED)といった男性機能の低下リスクは、プロペシアによる副作用による可能性もあります。
しかし、男性機能の低下はプラセボ錠(偽薬)を用いた場合でも同程度の割合の方が訴えた副作用の症状です。
こうしたプラセボ錠を用いた臨床結果から、プロペシアを服用すれば男性機能が低下するというイメージが根強いことが原因となって、偽薬でもそうした症状があらわれたと考えられます。
フィナステリドによる男性機能の低下は科学的根拠がない
プロペシアの有効成分であるフィナステリドは男性ホルモンに影響してAGAの原因となるジヒドロテストステロンを抑制しAGAを治療します。
プロペシアはジヒドロテストステロンの産生を抑制する作用をもってはいますが、性欲をコントロールするテストステロンそのものを減少させたり破壊するといった作用はありません。
そのため、プロペシアを服用することで性欲が減退したり男性機能が低下するとった科学的な根拠はありません。
男性機能が低下してきた場合の対処法
プロペシアを服用してAGA治療を行っている時に性欲の減退や男性機能の低下といった副作用があらわれた場合であっても、適切に対処することで性行為などに支障をきたすことがなくなります。
ここからは、プロペシアの副作用である男性機能の低下があらわれた場合の適切な対策について、いくつかの方法を紹介していきます。
ED治療薬を併用する
プロペシアによる男性機能の低下を改善するための方法として、最も有効な方法となっているのがED治療薬の使用です。
現在ではバイアグラやレビトラ、シアリスといった男性機能を高め勃起不全を改善するための治療薬が多数あり、ED治療薬が登場した当初に比べ容易に手に入れることができます。
これらのED治療薬とプロペシアを併用することによって、AGAの治療薬を服用しながらEDなどの男性機能の低下を改善することができるようになっています。
プロペシアとED治療薬の飲み合わせは?
プロペシアとED治療薬は、どちらも医薬品成分を含んでいるため、併用してはいけない治療薬や併用に注意すべき治療薬があります。
しかし、AGA治療薬であるプロペシアとED治療薬は相互に飲み合わせには問題はないため、併用することができます。
サプリメントを併用する
プロペシアの副作用で男性機能が低下した時の対策としてED治療薬の併用という方法がありますが、ED治療薬は男性機能の低下を改善する効果はあっても性欲そのものを取りもどす効果はありません。
そうした性欲そのものがなくなってしまっているような時に活用できるのが、性欲を高めるサプリメントです。
サプリメントの中には性欲を高めるサポートを行ってくれるものもあり、副作用のリスクは基本的にないため、ED治療薬やプロペシアとの併用も問題ありません。
プロペシアをやめると男性機能の低下は治る?
男性機能が低下する原因がプロペシアである場合、プロペシアの服用を中止することによって回復する可能性があります。
しかし、心因性の場合はプロペシアが要因でない可能性が大きいため、プロペシアの服用を中止しても男性機能が回復しない場合があります。
基本的にプロペシアの服用によって男性機能が低下するといった副作用がでる可能性は非常に低く、プロペシアを服用しながら性行為を問題なく楽しまれている方も多いため、そこまで気にする必要はないともいえます。
プロペシアをやめるのは得策ではない
AGA治療を行っている途中に、男性機能の低下を感じたりした場合、男性機能を取り戻すためにプロペシアを中止する人はいます。
しかし、前述の通りプロペシアの服用を中止しても、男性機能が戻らないというケースもあります。
また、プロペシアの服用を中止すれば、AGAは再び進行しこれまでの努力も失われてしまいます。
そのため、プロペシアの服用を続けながらED治療薬などを使っていくことが得策と言えるでしょう。
プロペシアはED治療薬との併用が一般的
プロペシアの副作用としてよく上げられる性欲減退や男性機能の低下は、そもそも症状にあらわれる可能性自体が非常に低いですが、プロペシアの服用を継続している時にそうした症状を感じる人は少なくありません。
そのため、プロペシアを使ってAGA治療を行う時はED治療薬を併用したりサプリメントなどを使って性欲を補ったり勃起機能を補助することがお勧めです。
ただし、プロペシアと共によく利用されるAGA改善薬のミノキシジルはED治療薬との併用には注意が必要になるため、事前に医師に相談することをおすすめします。
もし、AGAクリニック選びで悩んでいる場合は以下を参考にしてみてください。
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上記で紹介しているクリニックの詳細やAGAクリニックの選び方などを以下のページで紹介しています。
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この記事を書いた人
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オンライン編集部:タツ
【写真は治療開始前】31歳から薄毛になり、治療を始めてもうすぐ5年が経過するオンライン診療NAVI編集部のタツです。 これまで試してきた薄毛治療や薄毛の知識を発信するために、現在薄毛専門のライターとして執筆中! 市販の育毛剤やクリニックでもらう治療薬の違いなど、薄毛治療初心者にも分かりやすいように解説しています。 同じ悩みを持つ方々の力になれるよう有益な情報を伝えていければと思います!