プロペシアを妊婦が触れてはいけない理由|服用中の妊活への影響は?
プロペシアは安全性が高いAGA治療薬ですが、妊活中や妊娠中の女性には注意が必要です。
プロペシアを男性が服用することに問題はありませんが、妊婦が触れることで胎児の生殖機能に悪影響を及ぼす可能性があります。
ここでは、プロペシアを妊婦が触れてはいけない理由や妊活に与える影響について詳しく解説しています。
プロペシアを妊婦が触れてはいけない理由
プロペシアを妊娠中の女性が触れたり成分を吸い込むことで、胎児の男性ホルモンが抑制されてしまうことがあります。
男性が服用することに関しては問題ありませんが、胎児が男の子だった場合、生殖器が正常に発達しない、生殖器が奇形になるといった症状が起こる可能性があります。
そのため、妊娠する可能性のある女性や妊娠中の女性は、プロペシアを触れることなどは禁止されています。
未成年も触ってはいけない
プロペシアは20歳未満の男性に対しても安全性が保障されていません。
身体が未発達なため、プロペシアの服用や触れることで生殖器異常を起こす可能性があるためです。
妊婦だけでなく未成年の家族などにも影響が出てしまう場合も考えられるため、服用する方以外が触れないように保管しましょう。
プロペシア服用中の妊活はリスクがある
プロペシアは胎児に影響を与える可能性があるため、妊娠中の女性が触れることは禁止されています。
しかし、それだけではなく実はプロペシア服用中の妊活は推奨されていません。
推奨されていない理由としては、プロペシアの成分が精液に溶け込んでしまうためです。
ここでは、プロペシア服用中の妊活のリスクと妊活する場合の対策について詳しく紹介します。
プロペシアが精液に溶け込んでしまう
プロペシアの製造を行うMSD株式会社の公式発表によると、プロペシアが精液に溶け出す成分量は0.00076%以下と報告されています。
精液に溶け出す量が極微量であるため、胎児に悪影響を与える問題はないとされています。
しかし、精液にプロペシアの成分が溶け出していることで、絶対に影響が出ないとも言えないためプロペシア服用中の妊活は推奨されていません。
妊活をするなら服用中止から1ヵ月は期間を空けよう
プロペシアの有効成分であるフィナステリドを体内から完全に抜くには約1か月の期間が必要だと言われています。
服用中の妊活も問題はないとされていますが、妊活のリスクを下げるためにはプロペシアの服用を中止して、1ヶ月以上の期間を空けてから妊活を行いましょう。
また、1ヶ月間服用を中止することでAGAの進行する可能性があるため、医師と相談して治療方法の変更などについても確認しておきましょう。
プロペシア服用中にパートナーが妊娠した場合の対応は?
プロペシア服用中にパートナーが妊娠したという方もいるのではないでしょうか。
そのような場合は、まず医師に相談しましょう。
プロペシア服用者の精液が溶け出す量は極微量であるため、胎児には影響はないとされていますが、医師に相談せず間違った知識などで対処してしまうことは危険です。
胎児には影響はないとされているため、焦ったり深刻になることもありませんが、できる限りの対策、リスクを下げるために妊娠した場合は医師に相談するようにしましょう。
プロペシアの影響で奇形児が生まれるという噂は本当?
ネット上ではプロペシア服用中に妊娠すると、プロペシアの影響で奇形児が生まれるという噂があります。
しかし、実際はそのような報告は一切なく、プロペシア服用中にパートナーが妊娠しても胎児に及ばす影響はほとんどありません。
ただし、プロペシアの成分は精液に溶け出すため、生殖器異常が起こる可能性もあるので確実に影響がないとは言えません。
また、プロペシアを女性が服用してしまった場合や触れてしまった場合は胎児に悪影響を与える可能性は高くなるため、十分に注意しなければなりません。
女性が服用・触れた場合は胎児奇形の可能性がある
女性がプロペシアを服用した場合や肌に触れた場合は、胎児奇形の可能性が高くなってしまうので注意してください。
妊娠中の女性がプロペシアを触ることや服用することで胎児の男性ホルモンを抑制してしまい、生殖器異常の原因となってしまいます。
また、プロペシアは男性用のAGA治療薬であるため、女性は服用してはいけません。
プロペシアの影響で胎児が生殖器異常を起こす可能性はかなり低いですが、妊娠中の女性には近づけないようにしましょう。
プロペシア以外のAGA治療薬が妊婦に与える影響は?
プロペシアを妊娠中の女性が触れたりすることで、胎児に悪影響を及ぼす危険性があります。
では、プロペシア以外のAGA治療薬が妊婦に与える影響はないのでしょうか。
ここでは、プロペシアと併用されやすいAGA治療薬や処方されることの多いAGA治療薬が妊婦に与える影響について説明します。
ミノキシジル
ミノキシジルは発毛を促進する効果があり、プロペシアと併用されることの多いAGA治療薬です。
プロペシアのように男性ホルモンを抑制するような作用はないため、AGA治療中の男性が服用していた場合でも妊活に問題はなく、胎児への影響もありません。
ただし、妊娠中の女性の服用は禁止されています。
ザガーロ
ザガーロはプロペシアと同じように男性ホルモンを抑制する作用を持つため、注意が必要なAGA治療薬です。
プロペシアと作用を持つ治療薬であるため、女性の服用や肌に触れることがないようにしてください。
プロペシアと併用することはないですが、AGAへの有効性が高く処方されることも多いため、プロペシアと同様の対策が必要になります。
また、服用する男性にも性欲減退、ED、精液量の減少などの副作用が表れる可能性があるため、妊活中の服用は注意する必要があります。
妊活に影響を与えそうなプロペシアの副作用
プロペシアの副作用には男性機能に関わる副作用があります。
妊活に影響を及ぼしやすい副作用として以下の症状が挙げられます。
妊活に影響を及ぼしやすいプロペシアの副作用
- 性欲の減退
- ED
- 精液量減少
など
これらの副作用は発現率が1%未満と低いですが、発症すると妊活に影響を及ぼす可能性が高くなります。
プロペシアの服用中に男性機能に異変を感じた場合はすぐに医師に相談することをお勧めします。
プロペシアと妊婦の接触はNG!妊活は医師に相談しよう
プロペシアは妊婦だけでなく、子供が触れた場合にも悪影響を及ぼす場合があります。
妊娠中のパートナーがいる場合や未成年の子どもがいる場合は、プロペシアの保管場所に注意が必要です。
またプロペシアを服用している最中に妊娠した場合はすぐに医師に相談しましょう。
胎児への悪影響はないとされていますが、可能性が0ではない以上、細心の注意が必要です。
なお、クリニック探しで悩んでいる場合は以下を参考にしてみてください。
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この記事を書いた人
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オンライン編集部:タツ
【写真は治療開始前】31歳から薄毛になり、治療を始めてもうすぐ5年が経過するオンライン診療NAVI編集部のタツです。 これまで試してきた薄毛治療や薄毛の知識を発信するために、現在薄毛専門のライターとして執筆中! 市販の育毛剤やクリニックでもらう治療薬の違いなど、薄毛治療初心者にも分かりやすいように解説しています。 同じ悩みを持つ方々の力になれるよう有益な情報を伝えていければと思います!