AGA治療は何歳から開始できる?年齢制限があるって本当?
AGA(男性型脱毛症)は年齢に関係なく発症する脱毛症です。
しかし、治療を出来るのは基本的には20歳以上から・・・
20歳未満でAGAが発症した場合はどうしたらいいのでしょうか?
そこでここでは、AGA治療が20歳以上からである理由や20歳未満でAGAを発症した場合どうしたらいいかなどを詳しく解説していきます。
併せて何歳まで治療が出来るかも紹介していますのでぜひ確認してみてください。
20歳未満がAGA治療を受けられない理由は?
未成年者がAGA治療を受けられない理由は、AGA治療薬に20歳以上からという年齢制限があるからです。
AGA治療薬
- プロペシア(フィナステリド)
- ザガーロ(デュタステリド)
- ミノキシジル
これらのAGA治療薬は、20歳未満を対象とした日本での臨床試験は実施されていません。
つまり、未成年が使用した際に、健康状態や発育への影響などの安全性を示すデータがないということです。
とくに、プロペシアとザガーロは、男性ホルモンに影響します。
発達段階の体で服用すると生殖器の発達に影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
また、リアップなどで知られる「ミノキシジル外用薬」は市販もされていますが、20歳未満の方の使用は禁止されています。
このミノキシジルについても、20歳未満の方への安全性や有効性の確認がされていません。
ここで、10代でAGAが発症したら諦めるしかないと思われる方もいることでしょう。
しかし、諦める必要はありません!
次項で10代でもできる改善方法を紹介していきます。
10代でAGAが発症したらどうすればいい?
10代でAGAを発症した場合、「生活習慣を見直し」や「正しいヘアケア」を取り入れましょう。
なぜなら、それらを取り入れることでAGAが改善する可能性があるからです。
ここで日々の生活に取り入れてほしい具体例を紹介します。
- 食生活の改善
- 質の高い睡眠
- ストレス発散
- 頭皮を清潔に保つ
- 育毛剤の使用
それでは詳しく確認していきましょう。
食生活の改善
バランスの良い食事は、髪の成長にとって不可欠です。
とくに髪に良いとされる以下の栄養素を意識して摂るようにしましょう。
- タンパク質
- ミネラル(亜鉛)
- ビタミン類
バランスの取れた食生活が難しい場合は、サプリなどを活用するのも1つの方法です。
質の高い睡眠
髪の成長に必要なホルモンは入眠~3時間の間に多く分泌されます。
成長ホルモンが分泌されることで、「IGF-1(インスリン様成長因子1)」という物質が生成。
このIGF-1には以下の働きがあるため、髪の成長や頭皮環境の改善に欠かせません。
- 毛母細胞の増殖を促進
- 血行改善
- 髪のタンパク質量の増加
- 抗炎症作用
そのため、AGA改善には質の高い睡眠が重要となるのです。
ストレス発散
ストレスは自律神経やホルモンバランスを乱す原因となります。
とくに10代は多感な時期なため、悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
ただし、ストレスの原因を取り除くことは困難です。
そこで以下のような自分に合ったストレス発散方法を生活に取り入れてみましょう。
- 適度な運動
- 趣味に没頭する時間を作る
- カラオケ
- 友人と話をする
など
頭皮を清潔に保つ
髪が成長するには土台である頭皮環境が重要な役割を果たします。
そのため、頭皮を清潔に保ち、頭皮環境を整えることを意識しましょう。
なお、頭皮環境を清潔に保つのは難しいことではありません。
整髪料を付ける場合は、しっかりと洗い流したり、就寝前は洗髪をしたりすることで清潔な状態を保てます。
ただし、洗いすぎは逆に頭皮にダメージを与えてしまうため注意が必要です。
1日1回しっかりと泡立てて頭皮をマッサージするように洗髪するようにしましょう。
育毛剤の使用
10代でも薬局やドラッグストアで販売されている育毛剤は購入可能です。
育毛剤には、ミノキシジルのような発毛効果はありませんが、頭皮環境を整える効果が期待できます。
ただし、付けすぎなどは逆に頭皮環境を悪化させてしまう原因となります。
使用する場合は、添付文書をしっかりと読んで用法用量を守りましょう。
ここまでは、日々の生活の中でできる改善法を紹介してきました。
ただし、実際に抜け毛を見ると不安な気持ちになる方は多いことでしょう。
そこで、10代のAGAクリニックの受診について次項で紹介していきます。
10代でも受診できるAGAクリニックがある
AGA治療は基本的に20歳以上からと説明しましたが、中には10代でも診察を行っているAGAクリニックもあります。
生活習慣の改善や正しいヘアケア法を取り入れても不安な場合は、やはり医師に相談するのが1番といえるでしょう。
医師に相談するメリットは以下の通りです。
- 症状に合わせた改善法を提案してもらえる
- 脱毛症の原因を特定できる
- 安心感につながる
など
ただし、診察を受ける場合には、法定代理人同意書(親の同意書)の提出や保護者同席といった条件があります。
これらの条件はクリニックによっても異なります。
また、全てのクリニックで20歳未満の診察を行っているわけではないため、事前に確認を取ることが重要です。
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20歳未満が受けられるクリニックもあるかもしれませんので、気になる方は参考までに確認してみてください。
AGAは年齢に関係なく発症する
ここまで、20歳未満のAGAの改善方法などを紹介してきました。
ここで一旦、AGAの年代別の発症率を確認してみましょう。
- 20~29歳:約10%
- 30~39歳:約20%
- 40~49歳:約30%
- 50歳以上:40数%
20代以降の発症率しかデータがありませんが、10代でもAGAを発症する可能性はあります。
さらに最近では増加傾向にあるといわれているため、高校生でAGAを発症することも珍しくはありません。
脱毛の進行も大人のAGAと一緒で、生え際を中心にM字型に髪の毛が抜けていく場合や頭頂部を中心にO字型に抜けていく場合もあります。
進行性の脱毛症のため、何もしないと薄毛部分が広がってしまうため、早めの対策を取ることが重要です。
なお、20歳未満の方の治療については触れましたが年齢によって治療が出来ない場合はあるのでしょうか?
次項で詳しく確認してみましょう。
AGA治療は何歳まで可能?年齢の上限は?
AGA治療に、年齢の上限はありません。
ただ、高齢者になってくると年齢とともに持病を持つ割合も増え、一般的には生理機能は低下するため、副作用のリスクが高まります。
また、添付文書には、以下の注意点が記載されています。
- プロペシア:高齢者における有効性は確立していない
- ザガーロ:51歳以上の有効性を検討した臨床試験は実施されていない
- ミノキシジル:一般に高齢者(65歳以上)では好ましくない症状が発現しやすくなります
このように効果や副作用に対して不安があることから、AGAを治療する場合は必ず医師の指導を受けましょう。
高齢者でもAGAの改善効果は実感できる?
AGA治療は、適切な治療を受けることで高齢者でも効果を実感することが可能です。
AGAの進行が軽度であればあるほど、年齢に関係なく効果を実感できるため、AGA初期段階での早期治療が重要となります。
なお、AGAがかなり進行した状態では、満足な効果は得られない可能性があることを覚えておきましょう。
年齢に関係なくAGAは早期治療が重要!
AGAは、いつ誰が発症してもおかしくない脱毛症です。
しかも、進行性のため放置しても改善することはなく、徐々に薄毛の範囲は広がっていきます。
AGAを改善するには適切な治療が必要ですが、そこで重要となるのが早期治療です。
AGAの初期段階で治療を行うことで年齢に関係なく、満足な効果を実感できる確率が高くなります。
そのため、抜け毛が気になるなどの症状が出た場合はすぐに医師に相談をしましょう。
そうすることで、年齢にあった適切な治療法を提案してもらえることでしょう。
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参考サイト一覧
以下はこのページを作成するにあたり、参考にしたサイトです。
参考
この記事を書いた人
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オンライン編集部:タツ
【写真は治療開始前】31歳から薄毛になり、治療を始めてもうすぐ5年が経過するオンライン診療NAVI編集部のタツです。 これまで試してきた薄毛治療や薄毛の知識を発信するために、現在薄毛専門のライターとして執筆中! 市販の育毛剤やクリニックでもらう治療薬の違いなど、薄毛治療初心者にも分かりやすいように解説しています。 同じ悩みを持つ方々の力になれるよう有益な情報を伝えていければと思います!