器質性EDの治し方|原因や特徴
器質性EDは血管障害や神経障害、内分泌系の低下によって起こる症状です。
糖尿などの生活習慣病、加齢による動脈硬化などでも発症するため、年齢を重ねるごとに発症率が高くなります。
ここでは、器質性EDの原因や治療方法を紹介します。
器質性EDの特徴は?
器質性EDは身体的な問題があり、勃起の維持に支障をきたしている状態です。生活習慣病や神経系の病気が主な原因となり、場合によっては男性ホルモンの低下によって起こる男性更年期障害と併発します。
そのため、20~30代以降の年齢で発症することが多くなっています。
器質性EDは身体的な問題から発症することから、発症した場合は生活習慣病や神経障害などのサインとなっていることもあるので注意しましょう。
器質性EDの原因
器質性EDの原因となる身体的な問題には、血管障害や神経障害などの要因が考えられます。
血管障害
■加齢に伴う動脈硬化
■生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常など)
■手術や事故による血管損傷など
勃起には多くの血流が必要になりますが、血管になんらかの支障があり、海綿体に十分な血流が行き届かない場合、中折れや勃起ができない状態になってしまう。
海綿体の動脈は細いため、動脈硬化などの影響を受けやすい。
神経障害
■てんかん
■脳卒中
■脳腫瘍
■脊髄損傷など
てんかんや脳卒中などの疾患があると、神経伝達に支障をきたすことがあるためEDを発症することが多くなります。
パーキンソン病やアルツハイマー病などでも神経系が損害されるため、EDになりやすい。
その他
■テストステロンの低下
テストステロンは代表的な男性ホルモンであり、筋肉や体形などの男性らしさを構成する重要なホルモンです。
テストステロンの分泌が低下すると、性欲や性的興奮が減少し、EDになってしまう。
器質性EDの治し方
- 疾患の治療
- 生活習慣の改善
- ED治療薬の服用
器質性EDを治すには、バイアグラなどのED治療薬を服用しながら、生活習慣の改善や原因となっている疾患の治療を行います。
バイアグラを服用せずともEDの原因となっている疾患の治療、生活習慣の改善で症状の改善が期待できますが、治療期間・治療後の勃起力の回復までに長い期間を要することが多いため、ED治療薬を服用しながら原因となる疾患などを治療することが一般的です。
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器質性EDのまとめ
- 器質性EDには身体的な問題がある
- 20~30代以降の年齢層が発症しやすい
- 原因となる疾患の治療、生活習慣の改善を行う
- ED治療薬の服用が一般的
参考
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この記事を書いた人
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オンライン編集部:キム
自分がEDだったため、改善したい一心で3年間EDクリニックのカウンセラーとして勤務。クリニックで得た知識や改善方法を多くの男性に伝えるため、ライターに転職。 現在はクリニック体験記事も執筆しているので、ぜひご利用前にご覧ください!趣味は釣り、サウナ、ゲーム。