ミノキシジルで髪の毛は生える？種類や発毛効果について

2022/11/30

ミノキシジルは薄毛治療で用いられる治療薬です。
血管拡張作用があるため昔は高血圧の治療薬として処方されてきましたが、体毛が濃くなる作用が確認されてから、薄毛治療薬として用いられるようになりました。
現在ではプロペシアやザガーロなどと並ぶ一般的な薄毛治療薬で、発毛するためにはミノキシジルは欠かせない治療薬となっています。

ミノキシジルは推奨度「A」の治療薬

ミノキシジルは日本皮膚科学会が提供する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」において、「A～D」の5段階評価で推奨度「A」と評価されています。

臨床試験でもミノキシジル2%・5%の両方で発毛効果が得られており、薄毛治療に用いる治療薬として強く勧められています。

ミノキシジルの発毛効果

ミノキシジルは、発毛シグナルと呼ばれる成長因子の分泌を促すことで、髪を作り出す毛母細胞を活性化して発毛を促します。
さらに頭皮の血管を拡張することで血行を促進し、より多くの栄養を毛母細胞に届けることで髪の成長を助けることが可能です。
また、ミノキシジルには発毛を促すだけではなく、毛母細胞の細胞死（アポトーシス）を防ぐ作用があります。
毛母細胞の細胞死（アポトーシス）を防ぐことで髪の成長期を延ばし、脱毛を防ぐ効果が期待できます。

【医師監修】ミノキシジルの効果｜発毛効果を得るための大切なポイントを紹介

ミノキシジルの効果が現れるまでの期間

ミノキシジル外用薬と内服薬の違い

ミノキシジルには外用薬と内服薬がありますが、高い発毛効果が期待できるのは内服薬とされています。

ミノキシジルの副作用

ミノキシジルの外用薬と内服薬では、副作用に違いがあります。
それぞれの主な副作用を確認してみましょう。

内服薬は全身作用のため循環器系の症状が多く、主に心臓や血管、肺といった部分に症状があらわれやすいです。

その一方で頭皮のみと作用が限定的な外用薬は、薬剤が直接触れる頭皮への症状が起こりやすいといえます。

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ミノキシジルと初期脱毛

ミノキシジルを使用すると一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」が起こる可能性があります。
使用し始めてから10日～1ヶ月程度で始まり、その後1～3カ月程度続くといわれています。

【医師監修】ミノタブ飲んだら逆効果で毛が抜けた？ミノキシジルは正しく使えば生える

ミノキシジルとプロペシアの違い

発毛を促すミノキシジルに対して、脱毛を防ぐ作用がある治療薬がプロペシアです。
プロペシアは薄毛の原因となるDHT（ジヒドロテストステロン）の生成を抑制し、薄毛の進行を抑えます。
薄毛治療でもミノキシジルとプロペシアを併用することは相乗効果が期待できるため、一般的な治療方法となっています。
また、薄毛治療薬のザガーロもプロペシアと同様の効果が期待できます。

ミノキシジルとプロペシアの併用で得られる効果

ミノキシジルで薄毛治療しよう

薄毛治療で発毛を目的とするなら、ミノキシジルは欠かせない治療薬です。
内服薬なら発毛効果も高く、外用薬であればドラッグストアなどで購入することもできます。
ただし、間違った使い方をすると効果が現れないばかりか、症状が悪化してしまうこともあるので、ミノキシジルを使用する場合はまずは医者に相談しましょう。
無料カウンセリングを行っているクリニックもあるので、お近くのクリニック、オンライン診療などを利用してカウンセリングを受けることをオススメします。

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