ミノキシジル服用中の風邪薬の併用は危険?注意が必要な薬とは?
ミノキシジル内服薬を服用中に風邪をひくことは珍しくありません。
そのため、ミノキシジルと風邪薬の併用について気になる方は多いのではないでしょうか?
そこで、ここではミノキシジル内服薬と風邪薬の併用や、併用に注意すべき薬などを詳しく紹介していきます。
ミノキシジルと風邪薬は併用できる?
ミノキシジルと風邪薬は基本的には併用可能ですが、事前に医師に相談することをオススメします。
というのも、1部の風邪薬にはミノキシジルと飲み合わせが悪い成分が含まれているからです。
飲み合わせの悪い代表的な成分が「イブプロフェン」です。
イブプロフェンは鎮痛・解熱作用のある成分ですが、市販の風邪薬に含まれていることが多いため注意しなくてはいけません。
イブプロフェン配合風邪薬の一例
- コルゲンコーワIB透明カプセルαプラス
- エスタック総合IB
- エスタックイブ
- パブロン エースPro
- 新コンタックかぜEX持続性
など
ミノキシジルとイブプロフェンを併用することで重篤な副作用を起こす危険性があります。
このように市販薬でも併用に注意が必要な場合があるため、風邪薬を併用する前に医師に相談をしましょう。
風邪薬を病院で処方される場合は、診察時に医師にミノキシジルを服用していることを必ず伝えるようにしましょう。
なお、ミノキシジル外用薬の場合は風邪薬との併用は問題ありません。
ミノキシジルと血圧に作用する薬との併用には注意
ミノキシジルは、血圧に作用する薬との併用に注意が必要です。
というのも、もともと降圧剤の成分として開発されたミノキシジルは、血管を拡張し血圧を下げる作用があります。
そのため、血圧に作用する薬と併用することで、必要以上に作用が強まったり、副作用が強くあらわれたりする危険性があるからです。
風邪を引いた際に鎮痛・解熱剤を使用する方は少なくありません。
ただし、前述で紹介したイブプロフェンやロキソニンの有効成分ロキソプロフェンナトリウムも血圧を上昇させる作用をもちます。
このように、血圧に作用する薬の種類は多いため、市販薬であっても成分にはくれぐれも注意しなくてはいけません。
健康を維持するために、薬が必要になるシチュエーションは何度もあることでしょう。
自己判断で併用をして思わぬ副作用が出てからでは遅いため、事前に医師に相談することをオススメします。
誤って併用するとどんな症状が出る?
誤ってミノキシジルと血圧に作用する薬を併用した場合には、次のような症状があらわれる可能性があります。
- 立ちくらみ
- めまい
- 頭痛
- 倦怠感
- 動悸
- 失神
など
このような低血低下に伴う症状があらわれる可能性があります。
ひどい立ちくらみから失神などを起こすと転倒の原因となることも予想されます。
そのため、くれぐれも血圧に作用する薬との併用はしないように注意しましょう。
ミノキシジルと併用できない薬を確認しておこう
ミノキシジルと併用できない以下の薬について紹介していきます。
- 降圧剤
- イブプロフェン
- ED治療薬
併用することで、副作用が出たり、持病の治療に影響がでたりするため注意しましょう。
降圧剤
繰り返しとなりますが、ミノキシジルは血管拡張作用によって血圧を下げる効果があります。
そのため、高血圧治療に用いる降圧剤を併用してしまうと、作用が強まることで血圧が急激に下がる恐れがあるため危険です。
また、高血圧は血圧を薬によってコントロールしているため、ミノキシジルが治療に影響を及ぼすことも考えられます。
なお、高血圧の場合、ミノキシジル内服薬・外用薬共に使用前に医師への相談が必要となることを覚えておきましょう。
イブプロフェン
先ほども紹介したイブプロフェンは、交感神経に作用することで血管をゆるめる働きがあります。
そのため、ミノキシジルと誤って併用すると血管がゆるんだ状態が続き、全身に十分な血液を供給できなくなる可能性があります。
そうすると、細胞が酸素や栄養を受け取れないことや、老廃物を取り除けず臓器が正常に機能できず負担になる可能性があるため危険です。
また、イブプロフェンも血圧に作用することから降圧剤と同様に、血圧が下がり過ぎることも考えられます。
市販薬として風邪薬以外にも鎮痛・解熱剤としても販売されている成分だけにくれぐれも注意しましょう。
ED治療薬
ED治療薬とは、勃起を維持できない、硬さがない、勃たないといったEDの症状を改善する薬です。
- バイアグラ(シルデナフィル)
- レビトラ(バルデナフィル)
- シアリス(タダラフィル)
いずれもミノキシジルと同じ血管拡張作用があるため、急激な血圧低下によって重篤な副作用を引き起こす危険性があります、
もしミノキシジルを服用中にED治療薬が必要になった場合には、まず医師に相談し判断を仰ぐようにしましょう。
併用できる薬でも過剰摂取すると危険
ミノキシジルと併用できる薬だからといって過剰摂取をしてはいけません。
薬には効果と副作用のバランスから、用法用量というものが決められています。
たくさん飲めば効くというものではなく、誤った使い方は副作用のリスクが上がるため危険です。
とくにミノキシジルは副作用に注意しなくてはいけません。
副作用のリスクを抑えるためにもミノキシジルも含め、その他の薬も用法用量を必ず守りましょう。
ミノキシジル服用中は飲み合わせに気を付けよう
医薬品の種類は1万種類以上あり、当然それぞれに飲み合わせが悪い薬が存在します。
成分の代謝が遅れる、必要以上に効き目が強まる(あるいは弱まる)など、併用によってこうした予定外のことが起こる可能性があります。
なお、飲み合わせに注意しなくてはいけないのは薬に限りません。
- グレープフルーツジュース(果肉も含む)
- アルコール
グレープフルーツジュースは、薬を代謝するための酵素の働きを阻害してしまうことから効果や副作用が強く出てしまう可能性があります。
アルコールは、血管を拡張する作用があることから急激な血圧低下を招く危険性があるため併用は危険です。
飲み合わせを確認する上でも医師の服薬指導の下、ミノキシジルを服用するようにしましょう。
薬を併用する場合は医師に相談
ミノキシジルを服用中に何か薬を併用する場合は必ず医師に相談をしましょう。
なぜなら、自己判断で薬を併用することで重篤な副作用を起こす危険性があるからです。
事前に医師に相談することで、副作用のリスクを防ぐことにつながります。
ミノキシジルは服用期間が長いだけに安全性を第1に考えて治療に取り組みましょう。
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この記事を書いた人
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オンライン編集部:タツ
【写真は治療開始前】31歳から薄毛になり、治療を始めてもうすぐ5年が経過するオンライン診療NAVI編集部のタツです。 これまで試してきた薄毛治療や薄毛の知識を発信するために、現在薄毛専門のライターとして執筆中! 市販の育毛剤やクリニックでもらう治療薬の違いなど、薄毛治療初心者にも分かりやすいように解説しています。 同じ悩みを持つ方々の力になれるよう有益な情報を伝えていければと思います!