AGA治療薬を種類別に紹介!目的や薄毛のタイプで選ぶのがオススメ!
AGA治療薬には、いくつかの種類があります。
AGA治療を考える男性にとっては、どれを選ぶべきなのか悩んでしまうと思います。
このページでは現在処方されているAGA治療薬それぞれの特徴や効果を紹介するとともに、どのように選ぶのが良いのかも解説していきます。
AGA治療薬は攻めと守りに分けられる
AGA治療薬は、簡単に分けると発毛させる"攻めの薬"とAGAの進行を抑制する"守りの薬"の2タイプに分けることが出来ます。
治療薬名 | プロペシア | ザガーロ | ミノキシジル外用薬 | ミノキシジル内服薬 |
---|---|---|---|---|
有効成分 | フィナステリド | デュタステリド | ミノキシジル | ミノキシジル |
効果 | 脱毛抑止 | 脱毛抑止 | 育毛・発毛促進 | 育毛・発毛促進 |
タイプ | 守り | 守り | 攻め | 攻め |
相場 | 6500~10000円 | 8,000~12,000円 | 6,000~8,000円 | 8,000~10,000円 |
詳細 | プロペシアの詳細 | ザガーロの詳細 | ミノキシジルの詳細 | ミノキシジルの詳細 |
種類は決して多くはありませんが、薄毛の状態に合わせて使用したり、時には組み合わせて処方されることもあります。
まず表にある薬がそれぞれどんな薬か、もう少し詳しく見ていきましょう。
プロペシア(フィナステリド)とは?
「薄毛は薬で改善できる」と世の男性たちに知られるきっかけになったのが、プロペシア(フィナステリド)です。
日本を含め世界60カ国以上で処方され、AGA治療の薬といえばプロペシアというくらいメジャーな薬になっています。
また肝心の効果についてですが、成分であるフィナステリドにはAGAの原因となるDHTの発生を抑える作用があります。
そのため服用することで、それ以上薄毛が進行するのをストップさせる効果を期待することができます。
プロペシア(フィナステリド)の副作用
プロペシア(フィナステリド)の副作用ですが、
- ED
- 性欲減退
など
男性機能を低下させてしまう症状があらわれることがあります。
副作用が起こる確率は1%~5%未満です。
ザガーロ(デュタステリド)とは?
国内で2番目に登場したのが、プロペシアと同じ予防薬であるザガーロ(デュタステリド)です。
違いとしては、
- 効き目が長持ち
- 増毛効果はプロペシアの約1.6倍
身体の中に長くとどまってAGAの原因の発生を防ぐことができ、薄毛の進行を抑えます。
しかし、プロペシアより薬の作用が強いため副作用のリスクも高いのが特徴です。
そのためプロペシアで効き目が不十分な場合など、第2選択の薬として処方されています。
ザガーロ(デュタステリド)の副作用
ザガーロもプロペシアと同じように、男性機能の低下が主な副作用となっています。
- ED
- 性欲減退
など
また上でお伝えしたように、発生頻度は高まっています。
臨床試験の報告からは1%"以上"となっているため、人によってはEDなどの症状が現れやすくなることも考えられます。
ミノキシジルとは?
ミノキシジルはAGA治療の中で、唯一発毛効果をもつ攻めの薬です。
剤形には2種類あり、
- 内服薬
- 外用薬
効き目の強さは「内服薬 > 外用薬」となることから、外用薬では期待よりも効果が得られなかった、薄毛が進行しすぎてしまっているなどの場合は内服薬の服用が進められています。
またミノキシジルは発毛効果以外にも、「育毛」と「抜け毛の減少」も期待することができます。
そのため生やすだけでなく、今ある髪を育て、抜けにくい丈夫な髪へと導いてくれます。
ミノキシジル外用薬の特徴と主な副作用
ミノキシジル外用薬の特徴は、局所的(頭皮のみ)に作用します。
身体への影響がほぼないことから、副作用についても皮膚症状で済むことがほとんどです
- かゆみ
- かぶれ
- 発疹
- フケ
など
効き目がおだやかな分、副作用も軽度なことから個人使用も認められています。
そのため市販薬(第1類医薬品)として購入ができるのも、ミノキシジル外用薬の特徴と言えるでしょう。
ミノキシジル内服薬の特徴と主な副作用
ミノキシジル内服薬は、外用薬では届かない血管に作用することで発毛を期待できるのが特徴です。
全身に作用することから、副作用には注意すべき症状も多くあります。
- 動悸や息切れ
- 胸の痛み
- 立ちくらみ
など
こうした循環器(心臓・血管・肺)への影響により副作用が起こります。
また心臓への重い副作用を起こす可能性もあることから、医師の診察を受けなければミノキシジル内服薬を服用することはできません。
AGA治療薬のオススメの選び方
ここからはAGA治療薬のオススメの選び方を、ポイントごとに押さえていきましょう。
- 目的で選ぶ
- 持病や体質で選ぶ
- 予算で選ぶ
もしご自身が治療をするなら、なにに重きを置くか考えながらチェックしてみてください。
目的で選ぶ
AGA治療薬は、目的に合わせて選んでみると良いでしょう。
薬は、発毛の薬と抜け毛を抑制する薬で役割が分かれています。
抜け毛を抑えたい場合
- プロペシアorザガーロ
髪の毛を増やしたい場合
- ミノキシジル(外用薬or内服薬)
抜け毛を抑えて髪の毛を増やしたい場合
-
- プロペシアorザガーロ
+
- ミノキシジル(外用薬or内服薬)
おさらいにはなりますが、
AGAの進行抑制
- プロペシアやザガーロ
発毛
- ミノキシジル(内服・外用)
治療は、これらの薬の組み合わせになります。
そのため最終的にどうなりたいのか、イメージを持っておくと選びやすくなるはずです。
守りと攻めの併用で相乗効果が得られる
プロペシアやザガーロ(守り)の薬と、ミノキシジル(攻め)の薬は併用することで相乗効果が得られます。
例えば、髪を生やしたいからといってミノキシジルだけを使っていても、AGAは進行してしまいます。
反対にプロペシアやザガーロでAGAの原因を抑制しても、思うような発毛につながらないこともあります。
それぞれの特徴を組み合わせることで、AGAから髪を守りつつ、発毛・育毛効果が得られる理想的な治療につながります。
持病や体質で選ぶ
持病により常用している薬があったり、体質によっては副作用が起きやすくなることから、AGA治療薬を服用できないこともあります。
そのため事前に血液検査や診察を受け、安全に治療できる範囲で医師から治療方法を提案してもらうのも1つです。
また健康診断の結果などから健康上に不安を抱えている方も、同じように医師に相談して薬を選んでみてください。
予算で選ぶ
AGA治療薬は、いずれも健康保険が適用になりません。
全額自己負担になることから、予算の範囲から治療薬を選ぶこともできます。
また継続することで効果を発揮するので、治療期間と合わせて予算を検討したいところです。
予算を抑える方法としては、低価格なジェネリック医薬品へ切り替えると治療にかかる費用を抑えることができます。
自分に合ったAGA治療薬を見つけるには
ここまでご紹介したように、AGA治療薬にはいくつかの種類があります。
それぞれに特徴があり、期待できる効果も異なってきます。
また髪の状態も人それぞれであることから、ご自身にあった薬が必ず他人と同じということもありません。
まず医師の診察を受けた上で、希望する薬を伝えてみてください。
もし、治療を行うクリニック探しで悩んでいる場合は、オンライン診療NAVIが厳選したおすすめのAGAクリニックを以下で紹介しているので確認してみてください。
オンライン診療対応!AGA治療クリニック
(アイコンをクリックすると基本情報や公式HPを確認できます)
- 関連記事
-
【徹底調査】おすすめのAGAクリニック(オンライン対応)を紹介!AGA治療はサブスクが安心?
全国どこからでも受診可能!AGA治療の費用面が不安な方でも安心のサブスク(月額定額制)プランを提供しているオンラインAGAクリニックを厳選して紹介しています。クリニック探しで悩んでいる方はぜひ確認してみてください。
この記事を書いた人
-
オンライン編集部:タツ
【写真は治療開始前】31歳から薄毛になり、治療を始めてもうすぐ5年が経過するオンライン診療NAVI編集部のタツです。 これまで試してきた薄毛治療や薄毛の知識を発信するために、現在薄毛専門のライターとして執筆中! 市販の育毛剤やクリニックでもらう治療薬の違いなど、薄毛治療初心者にも分かりやすいように解説しています。 同じ悩みを持つ方々の力になれるよう有益な情報を伝えていければと思います!