AGA(男性型脱毛症)を予防しよう!今すぐできる対策を紹介!
AGAは誰にでも発症する可能性がある疾患です。
しかも1度発症すれば、治療を行わない限り薄毛の進行は止まりません。
そのため普段からAGAの予防・対策をすることが重要です。
このページでは日常生活の中で簡単にできる、効果的な予防・対策について詳しく紹介していきます。
AGAの予防・対策には原因を知ることが重要
AGAの予防・対策をするうえで、まずは初めに薄毛が進行してしまう原因を知りましょう。
AGAの主な原因に「DHT(ジヒドロテストステロン)」というホルモンの働きがあります。
このDHTですが、男性ホルモンの「テストステロン」と「5αリダクターゼ」という体内に存在する還元酵素が結びつくことによってDHTに変換されます。
そしてDHTはAR(アンドロゲンレセプター)と結合し、抜け毛の元凶である脱毛因子を増加させるのです。
また他にも考えられるAGAの原因としては、
- 生活習慣の乱れ
- 過剰なストレス
- 間違ったヘアケア
など
上記のような原因を改めることも、AGAの予防と対策に効果的です。
改善せずにいると、正常な人でもAGAを発症する引き金になりますので気を付けましょう。
今すぐできるAGAの予防・対策法を紹介
ここからは、今すぐできるAGAの予防・対策法を紹介していきます。
それでは順番に、詳しく確認していきます。
食生活の改善
食生活の改善で期待できる効果は以下の通りです。
- 健康な髪の成長を助ける
- 頭皮環境を整える
これらの効果で抜け毛の進行を抑制することが期待できるでしょう。
おもに髪の毛の成分はケラチンといわれるタンパク質からできています。
そのため髪の毛を作る材料となる栄養素、タンパク質とアミノ酸を多く含む食事をしましょう。
また髪の毛を生成する働きを助ける、ビタミンやミネラルなども欠かせません。
このようにAGAの予防と対策は栄養バランスの良い食生活も重要といえるのです。
必須とされる栄養素を普段から意識して摂ることで、髪の毛の成長と頭皮環境の維持・改善に力を発揮するでしょう。
AGAの予防・対策に有効な栄養素と食材
オススメの栄養素と食材は以下の通りです。
栄養素 | 役割 | 食材 |
---|---|---|
亜鉛 | ・ケラチンの生成を補助 | レバー、牡蠣、牛赤身肉、卵、油揚げ、カシューナッツなど |
ビタミン類 | ・抗酸化作用 ・血行促進 ・頭皮環境の改善など |
野菜、豚肉、レバー、納豆、ニンニクなど |
メチオニン | ・抜け毛につながる要因の排除 ・健康な髪の毛の成長を維持 |
しらす干し、鶏肉、牛肉、羊肉、マグロ、カツオ、牛乳、豆腐など |
コラーゲン | ・毛包幹細胞の髪を作り出す働きを維持 | 豚足、鶏皮、スッポン、フカヒレ、エイヒレ、うなぎなど |
薄毛の進行を抑えるには、栄養素をバランスよく摂るのがポイントです。
すぐに作れるメニューを紹介
栄養素と食材がわかっても、外食ではなかなか摂取できません。
そこで、自炊の苦手な方でも簡単に作れるお手軽メニューを紹介していきます。
サラダチキンと海藻サラダ
海藻を水で戻し、コンビニやスーパーで売っているサラダチキンを一緒に盛り付け、ドレッシングをかけて完成です。
タンパク質とミネラルを効率よく摂ることができ、カロリーも低いのでオススメです。
ゆでたまご
鍋に水をはり、たまごを10~15分ゆでるだけで完成です。
卵黄に含まれるビオチンは、髪の毛を構成するケラチンの代謝を促進するため、育毛効果が高いといわれています。
納豆キムチ
納豆とキムチをまぜるだけで完成です。
非常に簡単なメニューですが、大豆にはタンパク質・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれます。
さらにキムチに含まれるカプサイシンが、頭皮や胃腸の知覚神経を刺激することで「IGF-1」という物質を増やします。
このIGF-1には薄毛を防ぐ効果があるといわれています。
どれも簡単なので、ぜひ食事の1品として作ってみてください。
サプリで手軽に栄養補給
食事だけでバランスよく栄養素を摂取するのは、現実的にはどうしても難しいでしょう。
そこで手軽な栄養補給の手段としてサプリを取り入れてみるのも1つの方法です。
ただし、サプリは基礎となる食事を補助する役割なため、あくまで足りない栄養素を補う目的で取り入れましょう。
睡眠の質を向上させる
AGAの予防や対策において、睡眠の質はとても重要な要素のひとつです。
髪の毛の成長に重要な役割を果たす成長ホルモンは眠ってから3時間の間に最も多く分泌されます。
この3時間のことは「ゴールデンタイム」とも呼ばれており、大きく髪の毛の健康を左右する要因です。
睡眠の質が低下すると成長ホルモンが正常に分泌されなくなり、髪の毛や頭皮のダメージが修復されないなどの悪影響が出てしまうでしょう。
そこで、睡眠の質を高める方法として取り入れてみてほしい方法があります。
- 寝る前に食べない
- ぬるめの入浴でリラックス
- 温かい飲み物で眠気を促す
- 自分に合った寝具選び
- 心地よい空間を作る
合わせて、寝る前に考え事をしたり、スマホをいじらないようにしてください。
睡眠の質を上げることで髪の毛の健康が維持され、AGAの症状も緩やかに改善されていきます。
ストレス発散
ストレス発散は、髪の成長のためにも重要な役割を果たします。
ストレスが溜まって自律神経が乱れるとホルモンバランスに悪影響を及ぼし、男性の場合は皮脂の分泌量が増え頭皮のべたつきに繋がります。
また強いストレスを受け続けても血管が収縮して血の流れが悪くなるため、頭皮環境の悪化を招く原因となってしまうのです。
以上の事からも、適度なストレスの発散がAGAの予防に繋がるということがわかります。
簡単なストレス発散方法の一例として、
- 趣味に没頭する
- こまめにストレッチする
- ぐっすり眠る
- 好きなものを食べる
- 目を閉じて何も考えない
- 親しい人と過ごす
など
人によってそれぞれ好みは異なりますが、やけ食いしたりお酒の飲み過ぎなどは逆効果になります。
うまく自分にあったストレス発散の方法を見つけてみてください。
適度な運動
適度な運動は、血流を促進する効果が得られるうえに、ストレス発散にも繋がります。
頭皮の血流促進で必要な栄養素をより多く髪の毛に運べることから、AGA予防の1つとして生活に取り入れてみましょう。
なかなか運動ができないという方は、移動手段に徒歩を入れてみたり階段を使ってみるなど、普段の生活にちょっとした変化を取り入れるのも有効です。
自宅で手軽にできる運動としては、スクワットがオススメです。
スクワットは鍛えられる筋肉の量が多いため、回数をこなさなくても適度な運動になります。
禁煙
AGAを予防したい喫煙者の方には、禁煙をオススメします。
タバコは体に害があるだけでなく、喫煙はAGAが発症する原因のひとつとして考えられているからです。
喫煙することで血管が収縮してしまい、頭皮の血行不良を招く原因となりかねません。
ハーバード大学の研究では、体内のDHTが喫煙によって増加し、その数値が非喫煙者よりも14%高かったと報告されています。
しかし急な禁煙がストレスになり、逆効果となってしまう場合もあるので注意が必要です。
喫煙が習慣化している方は、電子タバコへの切り替えや、禁煙外来を利用するなどの方法で、無理のない禁煙を実現しましょう。
アルコールを飲み過ぎない
アルコールは適量であれば、血行を促進してくれるため問題ありません。
ただ、過度のアルコール摂取は以下のような悪影響が予想されます。
- アルコールの分解で大量のアミノ酸が使われる
- アルコールが体内に残ってDHTを増やす
飲酒と薄毛には直接的な因果関係はないとされていますが、髪の栄養不足とAGAの原因であるDHTの増加を招くため、お酒は飲みすぎないように注意しましょう。
正しいヘアケア
頭皮環境を整えることはAGAを予防するうえでとても重要です。
ここでは、自宅で簡単にできるヘアケア法として以下を紹介していきます。
- 正しい髪の洗い方
- 頭皮マッサージ
それでは詳しく確認していきましょう。
正しい髪の洗い方
おもにシャンプーする際のポイントは以下の通りです。
①しっかりとすすぎ洗いをする
②シャンプーを手のひらで泡立ててから使う ③爪を立てずに指の腹で洗う ④すすぎ残さないようにしっかり洗い流す |
ゴシゴシ洗うと綺麗になりそうなイメージですが、逆に頭皮を傷める原因となってしまいます。
肌と同じでデリケートなため、大切なのは優しくもみ洗いすることです。
頭皮マッサージ
頭皮マッサージは、すぐにできる簡単なヘアケアの1つです。
毎日数分のマッサージで頭皮の血流量が増加したというデータもあることから、積極的に続けていきましょう。
効果的な頭皮マッサージのポイントは以下の通りです。
- 両手のひらを使って頭皮全体をほぐす
- 指で頭皮を押しながら地肌を引き上げる
- 指で頭の中央にあるツボを押す
頭皮をマッサージする際は、「押す・こする・もむ」の使い分けがポイントです。
力を入れすぎたり爪を立てたりなど、頭皮に傷がついてしまわないようにだけ注意しましょう。
AGA治療薬も予防につながる
AGAの発症を予防したい場合は、AGA治療薬の使用をオススメします。
実際によく使われている治療薬と効果は以下の通りです。
AGA治療薬 | 予防効果 |
---|---|
プロペシア | 5αリダクターゼ2型を阻害し脱毛を防ぐ |
ザガーロ | 5αリダクターゼ1型及び2型を阻害し脱毛を防ぐ |
ミノキシジル外用薬・内服薬 | 発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防 |
とはいえ、AGA治療薬を使用していれば大丈夫ということではありません。
前述で紹介した予防・対策法と組み合わせることで最大限の相乗効果があります。
医薬品である以上、プロペシアやザガーロ、ミノキシジルは使用前に医師への相談が必要です。
医師への相談が大切
AGA予防に治療薬を使用する場合は、事前に医師に相談をしましょう。
というのも、プロペシアやミノキシジルは医薬品である以上、副作用のリスクがあります。
さらに、年齢や体質、既往歴、常用薬により、使用できない場合や使用が好ましくない場合もあります。
安全に使用するためにも必ず医師に相談してからにしましょう。
なお、AGAクリニックでは、医薬品以外の体質に適した予防法も提案してもらうことも可能です。
将来的にAGAが不安という方は、予防段階からAGAクリニックの専門医へ相談してみるのも1つの方法といえるでしょう。
AGAの症状を感じたらすぐに医師に相談を!
ここまで、AGAの予防・対策法について紹介してきましたが、AGAを予防するには生活習慣の改善が大切です。
しかし、どんなに予防をしてもAGAが発症してしまう可能性があることを理解しなくてはいけません。
万が一、AGAが発症した場合、早期に治療を開始することで満足な改善効果が期待できます。
AGAの早期発見・早期治療のためにも、何か不安がある場合はすぐに医師に相談しましょう。
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この記事を書いた人
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オンライン編集部:タツ
【写真は治療開始前】31歳から薄毛になり、治療を始めてもうすぐ5年が経過するオンライン診療NAVI編集部のタツです。 これまで試してきた薄毛治療や薄毛の知識を発信するために、現在薄毛専門のライターとして執筆中! 市販の育毛剤やクリニックでもらう治療薬の違いなど、薄毛治療初心者にも分かりやすいように解説しています。 同じ悩みを持つ方々の力になれるよう有益な情報を伝えていければと思います!